【イタリア・デモ】数千人が『EUマフィア』からの離脱を要求

先週日曜日に、イタリアでEU離脱を呼びかけるデモがあり、数千人が参加したそうです。EUを「マフィア」と呼ぶなど、参加者のEUに対する不信や怒りが表れたデモとなりました。本記事は、英国Expressからの紹介です。
Post 2017/11/15 9:33

UK Express  By OLI SMITH

昨日、数千人の抗議者が街頭デモ行進を行いイタリアの即時EU離脱を要求した。デモでは、欧州圏をマフィアと呼ぶスローガンが掲げられた。

数千人の反EU抗議者らは昨日、欧州圏に対するイタリア過去最大規模のデモンストレーションで、EU本部に対する自分たちの怒りの声を上げた。

抗議の規模に警察は衝撃を受け、地元の米国大使館も慌てて警戒警報を出し、「10,000もの人が路上に集結している」と警告した。

若い抗議者らが差し迫った要求は、イタリアの即時EU離脱に付け加え、ユーロ圏からの脱却であった。

昨日は、その後世論調査が行われたが、依然として欧州懐疑主義が国内で台頭し、反EU政党の復活が見られることからEU本部当局者は警戒している。

この大規模抗議活動は、40を超える社会・政治団体によって組織されておりEU本部に加え現在の中央政府に対しても反対の声を上げた。

政治運動『ユーロストップ』に率いられたデモ行進は、昨日の朝、予測していたよりも多くの参加者があり1時間の遅れを余儀なくされた。

群衆が唱えるスローガンには、「欧州連合とユーロという”おり”を壊そう」「EUのマフィアにノーを」というものが含まれていた

その後イタリアでは、金曜に主要な労働組合によって組織化された広範囲におよぶゼネストが行われた。

ある抗議者は、ユーロとEUに反対する横断幕を掲げ、報道に次のように伝えた。
「これは闘争であり、これからもっと街頭デモがあるでしょう。国の経済および社会的な状況は耐え難いものです」。

他の抗議者は、「我々は、銀行や政府、そしてEUの奴隷には決してなりません」と語った。

抗議者らは、EUがイタリアに要求する予算削減を拒否するよう政府に求めるとともに、米国およびカナダとの自由貿易協定を廃止するよう政治家らを訴えた。

(海外ニュース翻訳情報局 渡辺つぐみ)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。