【米国:ホワイトハウス】第2回宗教の自由に関する閣僚会議におけるペンス副大統領の発言 (全文翻訳)

2019年7月18日に行われた第2回宗教の自由に関する閣僚会議が行われました。昨年も行われ、当サイトでも全文翻訳しご紹介しました
トランプ政権が、米国の精神の基である宗教の自由をいかに大切にしているかがわかります。
他メディアでは「Religious Freedom」を「信教の自由」と訳してあるところもありますが、当サイトは在日米国大使館が発表している権利憲章に基づき「宗教の自由」と統一しました。
個人的には、この春に北京旅行に行ったときに、北京のカトリック教会のミサに参列しましたが、非常に活気があり、とても中国共産党がカトリック教会を迫害しているように見えませんでした。その理由がこのペンス副大統領の演説を読んでみて納得しました。
昨年のペンス副大統領のスピーチと比べてご覧ください。

Whitehouse   2019/07/18

第2回宗教の自由に関する閣僚会議におけるペンス副大統領の発言
 

米国国務省

ワシントンDC
10:59 EDT

副大統領:


ブラウンバック大使、閣下、そして宗教的迫害の下で苦闘してきた全ての方々に、ご列席いただき光栄に存じます。
 
ようこそ。第2回宗教の自由推進のための閣僚会議へようこそ。そして、米国国務省でこれまでに開催された中で最も多くお集まりいただいた人権大臣の皆様を歓迎します。(拍手)
 
我々は今日、宗教の自由と信仰の力を信じる者として集まりました。私は米国の副大統領として、米国の建国を活気づけ、米国の権利章典に銘記されている宗教の自由を支持します。まさに、今日は私にとっても特別な日です。なぜなら、個人的なレベルでは、イエス・キリストへの私の信仰が、私と私の家族に、人生の日々の意義と目的をもたらしてくれているからです。
 
本日は、国内外で宗教の自由を強く支持してきた米国大統領に対し、副大統領としてご挨拶できることを大変光栄に思います。では、第45代米国大統領ドナルド・トランプ氏の代理として、ご挨拶と歓迎から始めさせていただきます。(拍手)
 
米国は建国当初から宗教の自由を支持してきました。最初の入植者たちは自分たちの故郷を捨て、「世界[全て]をもう一度始めよう」と語られているように、皆チャンスがあることを知っていました。彼らは、宗教的自由の保護を、わが国の建国以来の憲章とごく初期の法に刻みました。そして、米国の独立が勝利した後、米国憲法の起草者たちは、宗教的自由を米国の自由主義を最初に掲げました。
 
わが国の独立宣言は、我々の大切な自由は政府から与えられた物ではなく、我々の創造主(神)によって与えられた不可分の権利であると宣言しています。アメリカ人は、国民が政府の命令ではなく、良心の命じるところに従って生きるべきだと信じています。
 
そして宗教の自由を受け入れ、人権を尊重するよう他国を励ますという長い伝統が、世界中の人々の生活に重要な改善をもたらしたことを誇りに思います。この場を借りて感謝の意を表したいと思います。宗教の自由を守るために、私たちと一緒に強い立場を取るために、今日ここに来ることを選んだ106カ国の代表者方々に感謝いたします。
 
自由な精神は自由市場を築きます。宗教的自由が根付くことが許されているところでは 繁栄し、同様に最終的に平和も繁栄します。宗教の自由を否定する人は過激主義や憤りを生む可能性が高いです。つまり暴力の種を蒔き国境を頻繁に超えてくる可能性があります。
 
そして、自国民への宗教の自由を否定する者は、他国の宗教の自由を否定することにほとんど抵抗がありません。
 
だからこそ、トランプ大統領のリーダーシップの下、米国の最初の自由を国内外で守るために断固たる行動を取ってきたのです。
 
大統領は、我が国の国際宗教の自由問題担当の特別大使として、友人であり、我が国の最初の自由の擁護者を任命した際、宗教の自由を支持する大胆な声明を出しました。

その人は、世界中を旅してきました。彼の功績は歴史的な人出で証明されています。皆さんも、サム・ブラウンバック大使が世界中の宗教の自由問題を代表して行った活動を認め、感謝したいと思います。(拍手) ありがとう、サム。
 
そして今年初め、米政権はエラン・カーを反ユダヤ主義の監視と闘いのための特別大使に任命することで、その前進を築きました。
 
そして本日、皆さん方がご存じのようにマイク・ポンピオ国務長官は、世界中の宗教の自由についての対話のためのフォーラムを創設する新たなイニシアティブを発表しました。我々は、新たに設立された国際宗教自由同盟で皆さん方ひとりひとりと協力できることを楽しみにしています。



 
三年前、米国人牧師がトルコで逮捕され、イエス・キリストの福音を伝えるだけで国を「分裂・分離させた」という罪で投獄されました。
 
エルドアン大統領と何度も会談し、私はトランプ大統領がこの善良な信仰深い人の釈放を要求しました。2年間の投獄で、私たちは粘り強く交渉しました。そして、昨年の10月、大統領の努力と神の大きなお恵みによって、アンドリュー・ブルンソン牧師は帰国しました。(拍手)
 
ブルンソン牧師の途方もない困難に直面した忍耐の物語は、米国中の人々と世界中の信仰を持つ者は感化されました。

そして、我々は心から彼に敬意を表します。まさに「金は火で精錬され(旧約聖書シラ書2:5)」という信仰の一例です。 私は、彼が今日我々と共にいること理解しています。彼は私の友人です。ブルンソン牧師お帰りなさい。(拍手)
 
2年連続で戻って来られてよかったですね。昨年、初の閣僚としてのスピーチができて光栄でした。そこで2つのイニシアチブを発表しました。
 
我々は、宗教の自由と宗教的多元主義が中東全域で繁栄することを確保するための新たなイニシアティブを発表しました。すなわち、「ジェノサイド回復と迫害対応プログラム」 です。そして今日まで、米国は、イラクとその地域全体でISISに迫害されている宗教や少数民族のコミュニティに3億4000万ドル以上の援助を提供してきたことを、私は誇りに思います。
 
第二に、我々は、その閣僚会合において、宗教の自由のために闘う人々及び宗教的迫害に苦しむ人々を支援するための新たなイニシアティブ、国際宗教自由基金を発表しました。
 
それ以来、我々は500万ドル近くの寄付を約束されており、ここには多くの国々からの寄付者が参加しています。皆さんの支援を得て、我々は自分たちの信仰のために迫害されている人々に435以上の緊急支援金を提供し、彼らの家族や仲間の信者だけでなく、1,800人以上の人々を直接支援しました。
 
例えば、スリランカでは、イースターの日曜日に起きたテロの被害者の方々に、切望されていた支援を提供しました。昨年申し上げたように、米国はこのプログラムを主導していることを誇りに思っていますが、我々はここと世界中に集まったすべての国々に、この重要な基金に参加していただくようお願いしています。
 
我々は共に、これまでにないほど自由の大義を擁護し、我々の統合されたリーダーシップが、次世代の宗教的自由に変化をもたらすと信じています。
 
それで、我々は前進しましたが、我々にはまだやるべきことがたくさんあります。今日ここに集まっているように、驚くべきことに世界人口の83%が宗教の自由が脅かされ、あるいは禁止されている国で暮らしています。
 
宗教的迫害の犠牲者は経済的な制裁に直面しています。彼らはしばしば逮捕され、投獄されています。彼らは暴徒による暴力と、政府が認可したテロの標的となっています。そして多くの場合、その信仰が支配者に反する者は、迫害だけでなく死に直面します。


 
宗教的自由を侵害する者のリストは長いです。圧制は世界中に広がっています。
 
西半球のニカラグアでは、ダニエル・オルテガと副大統領兼妻のロザリオ・ムリージョが信仰と人権に対する攻撃を続けています。彼らの体制は、民主主義と宗教の自由を守るカトリック教会の指導者たちを抑圧し、脅迫し、異を唱える者を暴力的に抑圧し、反対派を攻撃し、弾圧しています。
 
ベネズエラでは、独裁者ニコラス・マドゥロがいわゆる「アンチヘイト」法を利用して、かつて繁栄していたベネズエラで数百万人を貧困に追いやった彼の残虐な政権に反対して声を上げているカトリック聖職者を訴追しています。ユダヤ人コミュニティの指導者たちは、マドゥロ政権に関連するメディアがしばしば反ユダヤ主義的な調子でイスラエルを報道し、ホロコーストを矮小化し、あるいは否定さえしたと報告しています。
 
ニコラス・マドゥロはベネズエラ国民に悲惨な結果しかもたらしていません。ニコラス・マドゥロは正当な権力を持たない独裁者であり、ニコラス・マドゥロは退かなければならない。(拍手)
 
 
トランプ大統領の指示により、米国はフアン・グアイド暫定大統領をベネズエラの正統な大統領として承認した地球上で最初の国であることを誇りに思いました。それ以来、先週、フアン・グアイド暫定大統領を承認した55番目の国となったギリシャを含め、50カ国以上の国がこの運動に参加してくれたことに感謝しています。
 
わが国は自由で民主的なベネズエラを強く支持しています。わが国はまた、世界最大のテロ支援国であるイラン・イスラム共和国における宗教的少数派の迫害を訴えています。
 
イラン国民は、宗教の自由を、たとえあったとしても、ほとんど享受していません。キリスト教徒、ユダヤ教徒、スンニ派、バハ教徒、その他の宗教的少数派は、シーア派が享受している最も基本的な権利を否定されています。また、イランでは信者が日常的に罰金を課せられ、むち打ちされ、逮捕されています。
 
 勇敢なクリスチャン牧師の物語のように、その娘が今日ここにいます。2009年、イラン当局はビクター・ベト・タムズ教会を閉鎖しました。しかし、彼は国から逃げる代わりに、福音を伝え続けました。
 
2017年、イラン政府は彼に懲役10年の判決を下しました。2018年には妻に懲役五年を言い渡し、その後「キリスト教のプロパガンダを広めている」として息子を四か月の実刑の判決を下しました。
 
ベット・タムラズ牧師と彼の家族は世界中の自由を愛する人々に影響を与えており、彼の娘のダブリナさんがここに来てくれたことは、とても光栄なことです。ダブリナ・ベット・タムラズさんを一緒にお迎えしましょう。(拍手)
 
もちろん、イランの指導者たちは自国民だけを迫害することでは満足していません。彼らは、イラクの隣国を含め、地域全体に暴力とテロを日常的に輸出しています。今日に至るまで、イランの支援を受けた民兵は、ISISの残忍な統治時代から回復しつつあるニネベ平原の人々を強奪し、恐怖に陥れています。
 
ここではっきりさせておきたいのは、イランの支援を受けた民兵がテロを広めている間、米国はただ傍観するだけということはあり得ないということです。そして今日、米国はイランが支援する民兵組織の2人の指導者に対し、彼らがしたことすべてに対して制裁を加えたことを発表します。わが国は彼らに責任を負わせるつもりです。(拍手)
 
 しかし、アメリカ合衆国国民は、長い間苦しんできたイラン国民に、次のようなメッセージを伝えています。 わが国は、テヘランの指導者たちに強硬な姿勢をとっていますが、我々はあなた方と共にいることを知っています。我々は、あなた方のために祈ります。そして我が国は、自由と国民のための平和で繁栄した未来のために、勇気を持って前進するよう強く勧めます。


 
我々はテヘランの政権に立ち向かっています。我々はまた、ビルマで迫害されているロヒンギャ族のために立ち上がっています。この紛争は民族的な流れに沿って起きていますが、イスラム教徒やキリスト教少数派に対する過激派の仏教の台頭を無視することはできません。
ロヒンギャ族に対する残忍な民族浄化運動により、70万人以上が国境を越えてバングラデシュへ逃れました。米国はビルマ政府に対し、責任者全員の責任を追及するよう繰り返し求めてきましたが、政府は罪のない人々を投獄し、嫌がらせを続けています。
 
今日ここにいる若いロヒンギャの女性のように。18歳の時、旧軍事政権に挑戦した政治活動家の娘だという単純な罪で投獄されました。7年間、彼女とその家族は悲惨な状況に耐えてきましたが、彼らは生まれながらの権利である自由への信頼を失いませんでした。
 
最終的に、彼女は釈放されました。その後、カリフォルニア大学バークレー校で法学の学位と法学修士号を取得しました。今では、彼女は世界中の女性や少女たちに力を与えることを提唱しています。彼女は感動的な女性であり、今日彼女を迎えられて光栄です。ワイ・ワイ・ヌさんをお迎えします。あなたの模範とリーダーシップに感謝します。(拍手)
 
米国はビルマ政府に対し、責任者の責任を問い、このような大規模な残虐行為が二度と起きてはならないことを明確にするよう求めています。しかし、これまでのところ、我々の忠告の言葉は耳に入らないようです。そのため、米国は今週、ビルマの軍事指導者トップ2人 (軍の最高司令官と副司令官) 、並びに軽歩兵旅団の司令官2人にビザを発給しました。我が国は彼らに責任を負わせるつもりです。(拍手)
 
ですから、我々はイランの悪しき政権に立ち向かい、ビルマの責任を追及していましています。まさに米国は中国での宗教的迫害にも反対しています。そして、我々は今日もそうします。
 
中国のチベット仏教徒への弾圧は数十年前から続いています。チベット仏教徒弾圧の一環として、中国当局は1995年、当時6歳だった正統な後継者であるパンチェン・ラマを逮捕しました。その後24年間、彼とその家族のいまだ消息は不明です。
 
新疆ウイグル自治区ではウイグル人を含む100万人以上の中国人イスラム教徒が24時間体制で洗脳に耐え、強制収容所に入れられています。キャンプの生存者たちは、彼らの体験を、ウイグル文化を抑圧し、イスラム信仰を根絶しようとする中国政府の意図的な試みだと述べています。
 
中国の宗教的迫害もキリスト教を標的にしています。しかし、キリスト教史上最大の皮肉の一つは、今日の共産主義中国ではキリスト教信仰が過去2000年間で世界のどこでも見たことのないほど急速に成長しています。
 
共産党が政権を握った70年前には、中国人キリスト教徒は50万人未満でした。しかし、わずか二世代後の今日、イエス・キリストへの信仰は1億3000万人もの中国人クリスチャンにもとに届いています。
 
実際のところ、信仰は中国全土に広がりつつあり、香港の街中でさえそうです。今月初め、民主化運動家のジミー・ライ氏が私に語ったところによると、数百万人が集まったデモ行進の最中に若者たちが通りで警察に出くわすと、彼らはしばしば礼拝や称賛の歌を歌うそうです。彼らは「Hallelujah to the Lord」を歌ったそうです。
 
中国当局はキリスト教の聖書の販売を禁止するかもしれませんが、それでも中国は地球上のどの国よりも多くのキリスト教の聖書を出版することを止めてはいません。中国当局はキリスト教会の建設を禁止するかもしれませんが、中国が世界のどの国よりも多くのキリスト教会を建設することを妨げてはいません。
 
中国の経験は、時間がかかった真実の証拠にすぎません。迫害の過程は、迫害された人々の信仰と復活する力にあります。
 
中国の貴州省にある登録されていない大きな教会の牧師のように。2015年12月9日、蘇天福牧師は中国の法執行機関が生きている石の教会を強制捜査した後、自宅軟禁されました。その後、彼と彼の仲間の牧師は、教会の教区民から違法な寄付を集めたことで最高100万ドルの罰金を科せられました。昨年彼は懲役1年の判決を受けました。
 
このような容赦ない迫害に直面した彼の勇気は、世界中の自由を愛する人々に影響を与えました。今日は、彼の勇気ある奥様をお招きできて光栄です。彼は道中ずっと一緒にいます。マンピング・ウヤンさんをお迎えしましょう。本日はお越しいただき誠にありがとうございます。そして、私たちはあなたの信仰に触発されています。(拍手)
 
米国は中国との貿易関係について継続的な交渉と協議を行っています。そして、そのことは続くでしょう。しかし、北京との交渉がどのようなものになっても、米国国民は、中華人民共和国のすべての信仰の人々と常に連帯していることが確信できます。そして我々は、彼らが迫害の恐れなく自由に信仰を貫くことができる日をお祈りいたします。


 
オープン・ドアーズは、北朝鮮を過去18年間で世界最悪のキリスト教徒迫害国だと断じています。北朝鮮政権は公式に、「[クリスチャン]反動分子の種を一掃する」布告をしています。聖書の所持は死刑に相当する犯罪です。
 
したがって、トランプ大統領が北朝鮮の非核化と恒久的平和を追求し続ける限り、米国は朝鮮半島のすべての信仰を持つすべての人々の宗教の自由を支持し続けるという確信を持てるでしょう。(拍手)
 
米国は、宗教的迫害のすべての犠牲者の側に立っています。そして、北朝鮮であれ、中国であれ、ビルマであれ、イランであれ、世界中であれ、米国国民は、我々の心と祈りの中にそれらを持っています。
 
しかし今日は、信仰に忠実でいなければならないという大きな圧力に直面した4人の男性にも注目したいと思います。彼らの釈放は、長い拘束生活の後でさえ、彼らを拘束した国々の名誉を回復する助けになるでしょう。
 
エリトリアでは、正教会の90歳のアブネ・アントニオス総主教が、すでに12年間自宅軟禁の状態です。彼は教会で政府の批判者たちに伝えることを拒否しているからです。
 
モーリタニアでは、ブロガーのMohamed Cheikh Mkhaitirが、差別を正当化するために政府がイスラムを利用していることを批判したとして、いまだに拘束されています。
 
パキスタンでは、ジュナイド・ハフェズ教授が、根拠のない冒とくの罪で独房に監禁されています。

またサウジアラビアでは、ブロガーのRaif Badawiが「電子的手段でイスラム教を批判した」罪でいまだに投獄されています。
 
これら4人は、想像を絶する圧力にもかかわらず、信仰を実践し、宗教的自由を擁護してきました。そして、アメリカ人は彼らの側に共に立っています。

そして今日、アメリカ合衆国はエリトリア、モーリタニア、パキスタン、サウジアラビアの政府に対し、これらの人々の良心の権利を尊重し、彼らを釈放するよう求めています。(拍手)
 
独裁政権下では宗教の自由は常に危険にさらされていますが、宗教的少数派への脅威は、悲しいことに、独裁政権や独裁者に限られたものではありません。実際は、自由主義の社会においても同様に起きる可能性があります。政府による迫害ではなく、偏見から生じるものです。
 
宗教の自由が原則として生まれ、法律に明記されている欧州では、反ユダヤ主義が台頭しています。フランスとドイツでは事態が非常に悪化したため、ユダヤ教の指導者たちは、暴力的な攻撃を受ける恐れがあるため、公の場ではキッパーを着用しないよう信者に警告しました。ユダヤ人への攻撃は、ホロコースト生存者の高齢者への攻撃でさえも、驚くべき速さで増加しています。
 
残念なことに、世界最古の憎悪が米国議会にも影響を及ぼしています。ですからはっきり言っておきますが、反ユダヤ主義は単に間違っているだけではありません。悪いことです。そして反ユダヤ主義が起きたときはいつでもどこでも、直面し、非難しなければならず、例外なく非難しなければなりません。(拍手)
 
私は先週、今年の4月に悲劇的な銃撃の現場となったカリフォルニアのシナゴーグ、パウェイのシャバード出身のイズロエル・ゴールドスタイン師と会ったばかりです。

彼は攻撃中に受けた傷の包帯をまだ巻いていました。彼の勇気は素晴らしかった。私はそこにいる間に、襲撃者をシナゴークから追い出した英雄にも会いました。彼に会ったことで、信仰が英雄を奮起させるという昔からの真理がますます確信できました。だからこそ、信仰は常に勝利するのです。


 
しかし、今日ここにいる迫害された犠牲者の皆さん、これを知っておいてください。アメリカ国民は皆さん方と共にいます。我々は、皆さん方と共にいます。米国国民は、皆さん方の証言に触発されています。そして、それは今後数年間、宗教的自由を支持するという我々の決意を強固にします。
 
アメリカ国民は常に宗教の自由を大切にします。そして、我々は常に、世界中の人々と共にあり、世界中の人々の信仰を支持します。ここに集まった106の国々は、我々が良心の自由を信じているからです、すべての人々が、自分の深く根付いた宗教的信念に従って人生を生きる権利を。
 
我々が今日ここにいるのは、我々が神から不可譲な権利を与えられ、その中に生命と自由と幸福の追求があるという原則に献身しているからです。アメリカ人の生得の権利ではありません。それらは人類の生得の権利です。
 
そしてお約束します、この大統領の下で、我が国は常に世界のすべての国の主権と多様な文化を尊重しますが、我が国と同様に、アメリカはずっと昔にジョン・ウィンスロップが書いたような「丘の上の町」を目指し続けるでしょう。
 
  我々は常に、皆さん方の良心の命じるところに従って生きる自由、働く自由、礼拝の自由を守り続けます。そして宗教の自由は常にアメリカの国歌です。

今日ここにご列席してくださったこと、ここに代表される多くの国々に感謝するとともに、我が国の連帯と宗教的自由の理念を前進させるという皆さんの国々での決意に感謝します。
 
皆さん方にお会いして、改めて自信を持ってお仕舞にします。私は正しく信仰を持っています。我々は、今後数年のうちに、宗教的自由のために前進すると信じています。

自由の鐘は、独立を勝ち取った直後にフランスからアメリカに贈られたものです。これには、旧約聖書の言葉が書かれています。「全地上と住む者全てに自由を宣言せよ、レビ記25:10」
 
アメリカ人や世界中の自由を愛する人々、そして我々の歴史を通してこのことを行ってきました。私は心から信じています。ここに代表されるすべての国々の我々一人一人が、自分たちの国全体に自由を宣言するという決意を新たにするにつれて、すべての信仰と自由それ自体が繁栄し、「主の霊が存在するところには自由がある(Ⅱコリント3:1~13)」と。
 
皆さんありがとうございました。ありがとうございました。信仰のために迫害を受ける自由と労働を切望するすべての人に神の祝福がありますように。すべての国に神の祝福がありありますように。そして神がアメリカ合衆国に祝福を引き続き与えてくださいますように。ありがとう。(拍手)

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

※無断転載厳禁

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