【ファクトチェック】WHOのテドロス事務局長は、子供を殺すといったのか?

SNSでWHOのテドロス事務局長が、「WHOテドロス事務局長「ワクチンは子供を殺す為に投与されている」と発言” という話題が出回っています。

さすがにそういうことはないだろうと思って元のスピーチの原文とスピーチをチェックしました。

やっぱりそんなことは全く言っていません。

この部分の前後を抜き出しますね。


WHOテドロス事務局長発言

多くの研究によると、入院患者の80%が実はワクチン未接種です。ですから予防接種を受けていない人に手を差し伸べ人数を把握し、予防接種を受けるよう説得し安全性を確認するのが最善の方法でしょう。なぜなら、2回接種でも重症度は下がり、死亡率も下がるからです。ですから、彼らの労力は、未接種者を見つけ、保護することに費やされるべきなのです。なぜなら、多くの国で入院患者の80%以上がワクチン未接種であることを示す証拠もあります。

追加接種されていないからではありません。それが現実です。私は彼らが焦点を当てるべきものは何か、それが問題だと思います。今日も、ここ数日、会議がありました。特に高齢者グループ、高齢者、特に65歳以上、60歳以上でその効果があるという新しいエビデンスが現在出てきています。ですから、もし使用するのであれば、重症化したり死亡したりするリスクのあるグループに焦点を当てたほうがいいのです。ご存知のように、どちらかと言えば一部の国では子どもたちに追加接種を与えるために使っていますが、これは正しいことではありません。

それから、ここには公平性の問題が入ってきます。富裕国が子供に追加接種をするかわりに、高齢者が一次接種すら受けていない国で高齢者に接種した方が良いのです。つまり、公平の問題も絡んでくるはずです。これが1つ目だと思います。2つ目は予測に関してです。ご存知の通り、予測は非常に難しいです。そして、私たちはまた非常に厳しい冬に直面しています。しかし、私たちは連帯してこれを乗り切ることができると信じています。


問題の部分の英文テキストはこちらです。

So, if it’s going to be used, it’s better to focus on those groups who have the risk of severe disease and death, rather than, as we see, some countries are using to give boosters to children, which is not right.

ですから、もし使用するのであれば、重症化したり死亡したりするリスクのあるグループに焦点を当てたほうがいいのです。ご存知のように、どちらかと言えば一部の国では子どもたちに追加接種を与えるために使っていますが、これは正しいことではありません。

どうですか?
Kill childに聞こえたとしても,そう言っていないことは明らかです。

WHOスピーチ原文

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