【ロシア】ロシア:2019年4月からISSへの米国宇宙飛行士の輸送を中止

ロシアとNASAの、宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)へ輸送する契約が来年4月に期限切れになると、ロシア副首相ユーリイ・ボリソフ氏は述べている。

現在の契約ではアメリカの宇宙飛行士は、ロシアのソユーズ宇宙船の席を利用して国際宇宙ステーションに到着し、帰還する。
米国はスペースシャトルの引退後、有人宇宙飛行の生産能力を失い、スペースX社の有人ドラゴン宇宙船という形で置き換えようとしている。

ISSフェリーサービスの費用は年々変化している。
2007年と2008年の2,180万ドルという最安値から、2018年にはNASAが座席あたりに支払う金額は約8100万ドルと、増えている。

金曜日にロシアの宇宙産業の状態について報告した、ロシア内閣で軍事・宇宙問題の監督を担当しているユーリイ・ボリソフ副首相は、来年4月のソユーズMS宇宙船の着陸は、「我々とNASAとの契約下で義務付けられている」と語った。

米国とロシアが比較的仲の良かった2011年には、スペースシャトルプログラムの中止は取るに足りないものだった。
しかし今日のように両国間の厳しい政治的こう着状態では、アメリカの一部の人々にとって、アメリカが宇宙探査のいくつかの面でロシアに頼らなければならないという事実は、屈辱的とみなされている。

米国が宇宙エンジンとISSへの行くために毎年ロシアに対して何百万ドルも支払う状況下で、故ジョン・ケイン上院議員は、最も声高な批評家の一人であった。

先週マイク・ペンス副大統領は、米国はロシアの援助なしで「すぐに」宇宙に人を連れて行くことができ、2024年までに月に戻るだろうと約束した。

Post by MS 2018/09/01   10:46

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