【ロシア:経済】プーチン大統領:2015年以降ロシア極東地域に90億ドル以上を投資

ロシア・トゥディ 2019/09/05

ロシアの極東地域に対する政府の支援は、この地域の工業生産の著しい成長をもたらし、同国においての他の地域よりも3倍の成長である。

ロシアのプーチン大統領は、東方経済フォーラム(EEF)での講演で、極東地域は2015年以降、6000億ルーブル(90億ドル以上)以上の投資を受けている、と述べた。

プーチン大統領は、2024年までに40の空港の近代化が完了すると述べ、インフラ状況の改善を強調。

同大統領はまた、中国のパートナー企業が同地域の最大の投資家であると述べ、外国の投資家に対し、この広大な機会を検討するよう求めた。

プーチン大統領は、「一般的に、提案された支援策のおかげで、2015兆6120億ルーブルからスタートして資金がこの地域の経済に投資され、242の新しい工場が稼働し、39,000以上の雇用が創出された。」と述べた。

さらに、「その結果、極東の工業生産の伸びは過去五年間で約23%増加し、全国のほぼ三倍になった。」と付け加えた。

2035年までの国家極東開発計画は、6%の経済成長を目標としている。

プーチン大統領によると、ロシアは極東の高度精製に携わる企業にインセンティブを与える方針だ。

「今後は、より洗練された[石油]製品の輸出拡大に注力していく計画だ。内外の投資家や先進経済特区の住民、ウラジオストク自由港などにも注意を払ってほしい。」 と同大統領は述べた。

また、大統領は極東のベンチャーファンド設立の支援を提案した。

「スタートアップの数を増やし、それらを成長させ、中規模から大規模の企業へと成長させるために、法制上の支援をするだけでなく規制環境が必要であり、効果的な金融商品を提供しなければならない。これに関しては。極東に特別なベンチャーキャピタルファンドを設立することを提案する。」

(海外ニュース翻訳情報局)

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