【韓国―イラン:貿易】ドル放棄:イランと韓国がクロスカレンシー取引を合意

この記事を目にして、韓国とイランの関係に関する記事を色々とみてみました。
テヘランタイムズによると韓国は、何年にも渡ってイランの難民のために資金援助を行っているとあります。
イランは、アフガニスタンとイラクからの難民申請者数が約980,000人にのぼる世界第4位の難民受け入れ国だそうです。
そういうわけで、結びつきの強い韓国とイラン。その2か国間での貿易取引では、もはやドルは使わず、ウォンで決済するというニュースです。
こちらは、ロシアのRTの記事から紹介します。

Post  by Mariko Kabashima   2018/11/08  0:47

RT 2018/11/07】

米国の対イラン制裁にもかかわらず、韓国とイランは両国関係の強化を図るため、取引において各国通貨交換に切り替えることに合意した。
聯合ニュースは、 「今回の合意は両国にとって非常に重要だ」 とし、 「今回の合意は、イランとの関係に対する韓国の懸念を示すものだ」 と伝えた。
両国は、韓国のウォンを使う銀行で決済や財務上の清算をおこなうことに合意した。
これにより、韓国企業とイラン企業は、様々な分野で幅広い交流を続けることができる。
イランの シャベスタリ駐ソウル大使はPressTVに、イランと韓国の経済は互いに補完し合っている、と述べた。同大使によると、昨年の二国間貿易額は120億ドルを超えたという。
同大使は、「イランと韓国の関係が『現実』に基づいて構築されているという事実は、米国の『敵対的で違法な一方的な行動」を前に、両国が関係を深める決意を維持することになる、と述べた。
これに先立ち、 韓国のRyu Jeong-hyun イラン大使は、 「米国の制裁圧力で欧州企業の多くがイランを離れているにもかかわらず、韓国企業はイラン市場の重要性を理解し、イランにとどまることを選んだ」 と述べた。
米国の制裁に対応して、イランとその貿易相手国は、相互貿易における米ドルのシェアの削減について交渉している。
ロシア、トルコ、インド、イラク、カタール、中国などは、米国の圧力を回避するために、決済通貨を各国通貨に切り替える措置を積極的に講じている。

(海外ニュース翻訳情報局  樺島万里子)

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