【中国:技術】世界初!中国は5Gネットワークによる遠隔脳手術を実施

最近、北京が実際どういう状態なのか見てきました。
生粋の北京っ子によると、個人情報漏洩は全く気にならないし、それより安全で便利である方がいいと言っていました。
これは、日本の実情と同じ視点で考えていては、この考えは当てはまりません。
北京にいる半数以上は、地方から来た人と観光客、文化的な北京っ子は本当に少ないそうです。そして地方には、約56の異なる文化的背景や言語、慣習、民度の違いなど、様々な人が多数にいる多文化、多民族の国だということも原因の一つなのでしょう。
確かに、北京はどこにいても監視カメラと警官がいましたが、監視されているというより、安全さと便利さを感じました。(トイレ以外は)
寧ろ、シンガポールに近いかもしれないです。もしかしたら、治安の面でいうと東京よりもはるかに安全かもしれないなと感じました。
個人情報がオープンなビッグデータを使った高速道路の信号システム、道路の信号システムやセキュリティについての技術やノウハウやハイテク技術革新など構築し、便利と利益を追求する合理的思考をする中国に、先進国諸国は勝てなくなるのかもしれないと思いました。
米国は世界の警察的存在であることと、米国の国益を第一に考える国ゆえ、自国を脅かす技術や経済力をもつと、その国に対しては徹底的に叩くという国です。
かつての日本も、意図せずとも結果的に米国を脅かすのでは?という存在になり、叩かれたことがあります。(当時の米国の反日ぶりは徹底したものでした)
さて、米国と中国、この2大大国のはざまにいる日本はどうしたらいいのでしょうか。
この記事は、ロシア・トゥディから紹介します。

Post by Mariko Kabashima   2019/03/18   10:53

RT 2019/03/17】

中国の外科医が5G技術を使った世界初の遠隔脳外科手術を行った。手術を受けるこの患者は執刀医から3,000km離れていたという。

 

中国国営メディアの報道によると、土曜日、凌至培(Ling Zhipei)博士は、遠隔操作で患者の脳に神経刺激装置を埋め込んだという。外科医は3,000km離れた海南島南部の診療子会社から北京にあるPLAGH病院で器具を使い執刀をおこなった。手術は3時間続き、無事終了したという。パーキンソン病を患っている患者は、この先駆的な手術後、症状が回復したと言われている。

 

この医師は、中国のハイテク大手ファーウェイが開発した次世代5Gネットワークに接続されたコンピューターを使用した。Ling博士によると、この新しいデバイスはほぼリアルタイムの接続を可能にしたという。「患者が3,000キロ離れているとはほとんど感じません」と同氏は述べた。

 

従来の4Gネットワークは、ビデオラグおよび遠隔制御遅延のために外科手術を行うことができない。新しい技術によってこれらの問題は解決したようだと、この外科医は述べた。

 

世界中の医療機関では、ロボット「遠隔手術」を使った一連の実験が行われている。最も顕著な例は、アメリカン・ダ・ビンチ外科手術システム(American da Vinci Surgical System)である。しかし、既存のガジェットにはさまざまな性能上の問題があると批判されているため、この技術が商業的に大きな影響を与えるには至っていない。

 

遠隔手術は、戦争地帯だけでなく、遠く離れた地域や貧しい地域から来た人々が、世界中の一流の医師から即座に支援を受けることを可能にする。5Gは広い帯域幅と待ち時間が短いことによって、手術中の「非常に低い動作遅延」を可能にすると、メーカーは述べている。

 

5Gは今年1月、中国南東部の福建医科大学で、ある中国人医師が動物の肝臓の手術に成功し、遠隔手術でデビューした。3月中旬、ファーウェイのソリューションは、北京の医師の職場から2,000km離れた深圳の病院で行われた、史上初の肝臓を使った5G遠隔手術に利用された。

 

昨年、米中貿易戦争が勃発して以来、ファーウェイの5Gへの取り組みは、米国政府の悩みの種になっている。トランプ政権は、スパイ容疑でファーウェイを世界中のブラックリストに載せるよう執拗に固執している。2018年12月、同社の最高財務責任者である孟晩舟(Meng Wanzhou)氏が米国の令状によりカナダで拘束されると、緊張はさらに高まった。

 

米国政府は、ファーウェイが5Gネットワーク構築に協力することを、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、英国とともに禁止している。また、「セキュリティ上の理由」のために米国政府機関がファーウェイ製品を使用することも禁止したため、ファーウェイはこの決定に異議を申し立てる訴訟を起こした。

 

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。