【米露関係:インタビュー】「米国の支配は過去のものになった」 – 元駐韓ロシア大使

英国でロシアの元情報機関父娘が神経剤の毒を 盛られたとみられ、英国がロシアの外交官を追放し、米国やEU各国もこれに応じました。本記事のロシア・トゥディの駐米ロシア大使のインタビューによると、「ロシアは独自に自国の国益に基づいて動いているだけだ」というような発言がありました。これほどはっきりと発言しなくても、どの国も同じではないでしょうか。
しかし、日本はどうなのでしょうか。いつも他国に配慮してばかりな印象があります。これは、何かと周辺諸国を気にする日本のメディアも影響しているかもしれませんが、少なくとも日本の政治家や官僚は全員、日本の国益を考えて仕事をしてほしいものです。
こちらは、ロシア・トゥディから紹介します。
Post 2018/04/04   0:55

RT 2018/04/03 】

「アメリカ人は、平等な敬意をもって他者を扱うことに慣れていない。ロシアに『時別な指導力』を負わせようとしている」

と、ロシアの元ワシントン大使、セルゲイ・キスリャク氏は、火曜日にコマーシャント紙に語った

同氏のインタビューでの発言は次の通り。

「米国は、現在、『世界の新たな勢力と影響力の新しい構造への適応の難しい時期』を迎えている」

特別だった米国の支配とリーダーシップが過去のものになってきている。経済的には、中国は、ほぼ米国を抜いている。欧州は、少なくとも各国独自の政治的な言葉を話し始めている。一方、ロシアはひざまずいた状態から立ち上げり、肩を張ってし、国益のために立ち上がることができることを証明した」

「同時に、我々がしたり言ったりすることは、まったく「反米」はない。第一に、我々は国家安全保障上の利益を確保する必要性についてのみ話している

「現在の状況下で、アメリカ人は『平等な敬意を持って他者と働くこと』に慣れておらず、彼らの『特別なリーダーシップ』をさらに強要しようとしているため、彼らは岐路に立っているように思える。完全に状況が変わったという事実に気づいていない」

「それゆえ、彼らは、我々の独自性に大げさな反応をし、ロシアが米国の利益をほとんど無視していると彼らは言っている」

キスリャクは2008年に米国ロシア大使に任命され、ほぼ10年近く、ロシアと米国の関係を確保する担当だった。

2016年には米国大統領選挙でのロシアの干渉に疑惑でのFBIの調査の中心が自分であることが分かったとした。  

ドナルド・トランプ元米国務次官補マイケル・フリン氏は、昨年12月、ロシア大使のキスリャクとの会談についてFBIに虚偽の陳述をしたことに対する罪を認めた。

フリン氏は、ロシア人との取引が明らかにされなかったために、彼が恐喝にさらされる可能性があると警告した後、(旅行禁止令を執行することを拒否して解雇された)司法長官の後に辞任を余儀なくされた。

バラク・オバマ大統領が数十人のロシア外交官に米国出国を命じ、ロシア大使館2ヵ所を閉鎖した後、問題の2016年12月末にフリンとキスリャクの間で電話があった。

メディアの報道では、フリンの電話の内容についてキスリャクと推測していたが、元ロシア大使は「最も単純なことについて」公然と議論していると言った」最も簡単なことについて話し合ったしかし、会話は完全に具体的で静かで、少なくとも私たちのところには秘密はなかった」と キスリヤク は8月にRossiya-24に語った

なんらかの理由で、米国は、キスリャクに、大統領府の前で、米国の選挙でロシアが干渉していると主張することを訴えたことは決してなかった。この問題についてコメントしたところで、ワシントンは「虚偽の情報を中心として構築された告訴に飛びついた」とキスリャク氏は語った

(海外ニュース翻訳情報局 KM)

 

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