【ブライトバート追放】スティーブ・バノンが政治的権力を失った経緯

スティーブ・バノン氏が、遂にブライトバートから追放されてしまいました。わずか72日間の転落は衝撃的です。激しい動きの72日間を時系列でまとめました。こちらは、AXIOSと一部デイリーコーラーの記事から紹介します。

Post 2018/01/10    18:07

AXIOS  by Alexi McCammond  2018/01/09】

スティーブ・バノン氏は、ブライトバートの取締役会長の座を追われた。
ブライトバートと同氏の関係が終了しため、世界最大のラジオ局「SiriusXM」での番組も終了した。

スティーブ・バノン氏は、ここ一年半の間で強力な政治権力を手に入れた。
ブライトバートのトップからトランプ氏の大統領選の最高責任者、そしてついにホワイトハウスの首席戦略官に上りつめた。

しかし、たったこの約72時間で政治的な権力を全て失った。

バノン氏がなぜ重要だったのか

バノン氏は、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」と「偉大なアメリカを再び(Make America Great Again)」というメッセージを高める影響ある人物だった。
ブライトバートを通して、保守派との信頼関係を築き、大きな支持を集めた。とりわけ、独特なトランプイズム・ブランドを売り込んだ。
しかし、今や彼は全てを失った。

バノンのホワイトハウスのかつての仲間は、ジョナサン・スワンにこう語った。
「私は、かつてはスティーブに同情的な気持ちがあったけど、今は、いつも二枚舌のウソつきで、根っから悪い奴だと思っています」

スティーブ・バノンが政治的な権力からの転落は次の通りである。

8月 ホワイトハウスを離れる

・バノン氏は、「気合が入っている。今、私は自由だ。自分の武器を手に戻した」と述べた。

バズフィードによると、トランプ氏は直ちに、「バノン氏は大統領選の勝利が彼の功績ではない」と述べた。

・彼は、当時の国家安全保障顧問マイケル・フリン、大統領首席補佐官ラインス・プリーパス、報道官ショーン・スパイサーより長続きした。


9月 バノンは共和党予備選挙に介入すると誓った

彼は、共和党予備選候補者たちのへの投資を計画し、最終的に一部の現職の共和党上院議員の席を奪う計画をしていた。


12月 ロイ・ムーアがアラバマ州上院議員選に敗れる。

・ムーア氏は、今まで民主党が勝ったことがない選挙に敗れた。バノンの政治的な力がなくなり始めたのが見える。


1月3日 「Fire and Fury」の一部が発表され、激しく非難される。ホワイトハウスの声明が発表された

・その中でも衝撃的な部分は、バノンがドナルド・トランプ・ジュニアのトランプタワーでの会議を「反国家的」と呼んだ。

・トランプ氏は、ホワイトハウスの声明の中で「スティーブ・バノンは、私や大統領としての私とも何の関係もない」「私が見せているより、勝利は簡単ではないということを学んでいます」と述べた。


1月4日 トランプは、マイケル・ウォルフを脅かす

・彼は、弁護士の次のような内容の手紙を送った。「本の出版、発表、販売を直ちにやめることを要求する」


1月4日  レベッカ・マーサー氏が、バノンではなくトランプを選び、資金を引き揚げる

・トランプに加えて、彼女は、バノンの最大のスポンサーの一人だった。

・「それは、彼の棺の最後の釘であるかもしれない」と、何カ月間も「バノンは、共和党にとって有害である」と批判していた共和党代表のピーター・キング氏は述べた。また、「一旦その棺の蓋が閉まるならば、開けるべきではない」と述べた。


1月4日 共和党員がバノンではなくトランプを選ぶ

・バノンに支持を受け、ジェフ・フレークの代わりに立候補しているケリー・ワードは、「Fire and Fury」の騒動の後、バノンとの関係をないがしろにした。

・ミッチー・マコーネルが、トランプと手を結びバノンを攻撃すると述べた。


1月7日  バノンは、謝罪しようとする

・しかしAxiosへの独占的な声明の中で、実際「すみませんでした 」という謝罪の言葉はない。

・「大統領の最初の年の歴史的成果から、注目されているトランプ・ジュニアに関する不正確な報告への対応が遅れてしまったことは残念です」

・「大統領と大統領のアジェンダへの私の支持は揺るぎないものです」


1月9日 ブライトバート、バノンを追い出す

 
忘れないでください:

バノンは、トランプの最も議論すべき瞬間と政策の背後にいました。

1.トランプの大統領選のキャンペーン中、でアクセス・ハリウッドのテープ*の影響を軽くするため、ポーラ・ジョーンズとビル・クリントン前大統領の性的違法行為を非難した女性達をつれてきました。 

アクセス・ハリウッドのテープ*・・2005年に収録された、テレビ番組「アクセス・ハリウッド」野中で、司会者のビリー・ブッシュ氏とのやりとりで、女性に対しての卑猥な発言をする様子が納められている。

2.彼は、訴訟、集団での抗議活動、論争にあけくれた大統領としてのトランプ氏の最初の週で、「旅行禁止」を迅速に強制し実行しました。

3.大統領職としてのトランプの一か月、トランプ政権は、行政国家の脱構築であると言いました。

(H/T Daily Caller)
(海外ニュース翻訳情報局 MK)

 

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