【印韓首脳会談:合意】インドのモディ首相と韓国の文大統領:両国の防衛と経済の関係を強化を合意

訪韓中のインドのモディ首相は、2018年ソウル平和賞を授与され、韓国とインドは、防衛と経済発展を共に強化することを約束しました。
海外の外交の形が、まさにビジネスだと見受けられることが多々あります。トランプ大統領、モディ首相はまさにその形がはっきりと見えるのではないでしょうか。

そういえば、三田紀房氏のインベスターZというコミックに、太平洋戦争とは、「官僚とビジネスマンとの戦いだった」「米軍は徹底した現場主義、その場のリーダーの決断と実行が国を勝利に導いた。対する日本軍は、つねに大本営の判断を待ちそれに従った」というセリフがあります。

世界の外交の仕方をみると、まさにこのセリフの通りです。日本の外交で色々な問題が解決せず、日本企業がいくら頑張っていても不利な立場に度々陥ってしまうことがあるのは、いまだ官僚的な思考で外交が行われているからではないかと思いました。

世界の国々との外交は、国のリーダーが官僚思考ではなくビジネスマン的思考で行動しなければ、国益をあげていくことが難しいのではないかと思います。

こちらの記事は、インドのNEWSHEADSと韓国のKOREATIMESの記事をまとめて紹介いたします。

Post by Mariko Kabashima 2019/02/22  23:26

韓国とインド、防衛協力を強化

22日金曜日、韓国の文在寅大統領とインドのモディ首相は、両国の防衛と経済の関係を強化すると誓った。

文大統領は同日、大統領府で首脳会談を開き、インドとの未来志向的な関係を構築し、両国国民の生活を改善するために協力することを約束した。

文大統領はモディ首相との首脳会談後、「韓国とインドの友好関係を新たな段階に発展させ、アジアを平和と繁栄の共同体に変えていく」と述べた。

モディ首相は、 「韓国はインドの経済発展のロールモデルになると確信している」 とし、 「韓国はインドが経済パラダイムの転換を推進する上で重要なパートナーだ」 と強調した。

両国首脳はまた、貿易額を2030年までに500億ドル(56兆2300億ウォン)に拡大するという共通の目標を設定した。

経済関係のほか、防衛産業の連携強化でも一致した。

モディ氏はK9 155mm自走榴弾砲を、両国の防衛関係が現在も続いている例として取り上げた。韓国のハンファが開発したK9は、インド軍が使用している。

モディ氏によると、両国は防衛技術や防衛製品の共同生産における防衛産業の連携を強化することで合意に達したという。

同氏は、防衛産業は両国間のパートナーシップにとって最も重要な分野の1つだとし、韓国企業のインドへの輸出拡大を歓迎すると述べた。

また両国は、インフラ整備や港湾整備、食品加工、起業などの分野で協力することでも合意した。

また、文大統領は、インドとの緊密なパートナーシップの下で新南方政策を継続する必要性を強調した。

朝鮮半島や北東アジアを越えた平和と繁栄の拡大を目指している。

(H/T Korea Times)


モディ首相、韓国で 「平和賞」 受賞

ナレンドラ・モディ首相が韓国を訪問中の2018年にソウル平和賞を授与された。国際協力と世界経済の成長に貢献したことが評価され、この名誉ある賞を受賞した。
このイベントでは、ナレンドラ・モディ首相の生涯と業績を描いた短編映画も上映された。
「この賞は私個人のものではなく、インドが過去5年間に達成した13億人の技術を原動力とした成功を収めたインド国民のものです。彼らを代表して、私は賞を受け取り、感謝の意を表します。」とモディ首相は受賞後に述べた。
ナレンドラ・モディ首相は韓国を2日間訪問中である。

(H/T NEWSHEADS)


(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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