【国勢調査局】カリフォルニア州では44.6%が自宅で英語を話さない

米国の国政調査の結果が先週発表されました。カリフォルニア州は、家庭で英語を話さない割合が全米でトップだそうです。移民に優しい政策をとったオバマ大統領の成果でしょうか。この記事は、CNSNews.comからの紹介です。
post  2017/10/26 7:13  update 2017/11/04

CNS News.com  By Terence P. Jeffrey | October 24, 2017

今週(201710月24日時点)発表された国勢調査局のデータによると、2016年7月時点で39,250,017人の人口を有し、米国最大の人口を抱えるカリフォルニア州では、5歳以上の44.6%が自宅で英語を話さない。

同時に、国勢調査局によると、5歳以上のカリフォルニア州住民18.6%が、「うまく」英語を話さない。

カリフォルニア州は、上記両カテゴリーにおいて、すべての州の中で割合が1位となった。

全米では、21.6%が自宅で英語以外の言語で話し、8.6%は英語をとても上手には話すとはいえない。

自宅で英語を話さない人の割合は、2位のテキサス州(35.6%)以降、3位ニューメキシコ州(34.5%)、4位ニュージャージー州(31.7%)、5位ニューヨーク州(31.0%)と続く。

一方、ウエストバージニア州は、この住民割合が最少であった(2.5%)。少ない順で2位のモンタナ州(3.7%)以降、3位ミシシッピ州(3.8%)、4位アラバマ州(5.1%)、5位ノースダコタ州(5.2%)と続く。

英語をとても上手には話すとはいえない人の割合は、2位のテキサス州(14.0%)以降、3位ニューヨーク州(13.7%)、4位ニュージャージー州(12.6%)、5位ハワイ州(12.2%)と続く。

一方、モンタナ州はこの割合が最小(0.7%)であった。少ない順で2位のウエストバージニア州(0.8%)以降、3位バーモント州、(1.3%)、4位ミシシッピ州(1.4%)、5位メイン州(1.7%)と続く。

カリフォルニア州は、外国生まれの住民割合(27.2%)も全米の先頭に立っていた。2位のニューヨーク州(23.0%)以降、3位ニュージャージー州(22.5%)、4位フロリダ州(20.6%)、5位ネバダ州(20.0%)と続く。

一方、ウエストバージニア州(1.7%)は、この住民割合が最小であった。少ない順で2位のミシシッピ州(2.0%)以降、3位モンタナ州(2.1%)、4位ワイオミング州(3.2%)、5位ノースダコタ州(3.2%)と続く。

全米では、国勢調査局によると、外国生まれの住民割合が13.5%である。

米国国勢調査局による、5歳以上で、自宅で英語以外の言語を話す人の割合での各州順位は以下のとおりである。

詳細表示は、画像をクリックしてください↓

この調査について

国勢調査局は米国コミュニティ調査で、自宅で話す言語、およびどのくらい上手に英語を話すかについて尋ねている。今週発表された数字は、2016年の調査分である。

「コミュニティで話されている言語の統計データをつくるため、自宅で英語以外の言語を話すか、どの言語を話すか、英語をどのくらい上手に話すかについて質問します。」と国勢調査局はホームページで述べている。

国勢調査局が尋ねる最初の言語に関する質問は、回答者に、「あなたは、自宅で英語以外の言語を話しますか」という、「はい」「いいえ」で答えるものである。

答えが「はい」であれば、「その言語は何ですか。」、および「あなたは、英語をどのくらい上手に話しますか。」という2つの質問が続く。最後の質問で回答者は、「とても上手に」、「上手に」、または「全く」のいずれかから選んで回答する。

国勢調査局が公表した、各カテゴリーに該当する人の割合は、「5歳以上の人」のみ適用となる。

カリフォルニア州は、自宅で英語以外の言語を話す、5歳以上の住民割合で米国内でトップであることに加え、国勢調査局が言うように、「『うまく』英語を話すとはいえない」人の割合も、米国内でトップである。

(海外ニュース翻訳情報局 MJ)

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