【奇妙】ある文字を入力すると、グーグル翻訳が終末予言

当サイトでは、以前からグーグル翻訳が、時々奇妙な翻訳を行うことを指摘してきました。

その中に、redditで話題になっているグーグル翻訳の終末予言のような文章を当サイトでも色々と試してみました(2018年7月24日現在)。

その後、グーグルも随時修正され、同じように出ないものもあることだけご了承ください。そのいくつかを紹介したいと思います。


1.「dog」を22個

このように「dog」という文字を22個いれて、元の言語をマオリ語を選択します。
そして、英語の翻訳を選びクリックすると、予言めいた言葉に翻訳されます。

 

 

「終末時計は12時に3分。我々は文字と世界の劇的な発展を経験しており、終末の時とイエスの再臨にますます近づいていることを示している」

 


2.「prophecy(予言)」を13個

予言:予言:イスラムの名のもとに大量殺りくしているICE(移民税関捜査局)


3.「god prophecy (神の預言)」を9個

 

神の預言、予言、予言:神はガザの戦争でイスラエルを守る。


4.「prophecy (神の預言)」を12個

「あなたが余生を過ごす国、預言のメールの朗読者 必要なものはドアの前にあり、私の苦悩は世界を見つける」

この預言を見てすぐに浮かんだ聖書のフレーズがあります。
「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう」(ヨハネの黙示録3:20)
おそらく、キリスト教圏の人は、このグーグル翻訳の奇妙なメッセージにドキっとしたに違いありません。

 


ツイッターでは、多くの人が奇妙な翻訳を幽霊や悪魔のせいにしています。

Eメールまたはプライベートメッセージから集められたテキストから、いくつかの変な出力のいくつかから何かしら読み取れるのではないかと、TranslateGateというreddit上のユーザーが推測しました。

「Google翻訳はウェブ上での翻訳の例から学び、翻訳を完成させるために『プライベートメッセージ』を使いませんし、システムはその内容にさえアクセスしません」、「単に無意味な言葉を生成するシステムに無意味言葉を入力する関数です」と、ジャスティン・バー(Googleスポークスマン)はEメールで述べています。

奇妙な翻訳の出力ではいくつかの可能性があります。

この不吉なメッセージは、例えばGoogleの従業員が恨みを抱いた結果である可能性もあれば、特定のテキストのより良い翻訳の提案を受け付ける「編集の提案」ボタンを、悪意のあるユーザーが悪用している可能性もあります。

しかしながら、自然言語処理とコンピュータ翻訳を研究しているハーバード大学のアレクサンダー・ラッシュ助教授は、内部品質フィルターはおそらくこの種の操作はキャッチするだろうと述べました。

ラッシュ氏によると、この奇妙な翻訳は、数年前にGoogle翻訳が行った変更に関連している可能性が高く、「ニューラルネットワークによって学習される翻訳技術」を使い始めた時からだということです。

ニューラルネットワークによって学習される翻訳されるシステムは、1つの言語で大量のテキストを学習し、別の言語で対応する翻訳を学習して、2つの言語間を移動するモデルを作成します。

しかし、ラッシュ氏は、無意味な入力を入力すると、システムは奇妙な出力を「幻覚を見る」可能性があり、Googleの 「ディープ・ドリーム」 が画像のパターンを識別し強調する方法と似ていると述べました。

さらに、ラッシュ氏は次のように述べています。

「モデルはブラックボックスであり、見つけられる限り多くのトレーニング例として学習されます」
「これらの大部分は人間の言語のように見えるでしょうし、新しいものを与えれば、どんな犠牲を払っても人間の言語に似たものを作り出すように訓練されます。
しかし、もしあなたがそれに非常に異なる何かを与えるなら、最良の翻訳はまだ流暢な何かの言葉ですが、その入力には全くつながっていません」

 

H/T  Motherboard

以前、姉妹サイトの海外ニュース翻訳情報局で発信しました爆笑グーグル翻訳もご覧ください。

Post by JK  2018/07/26 18:54

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