【中国:新技術】ついにマスク着用のまま顔認証が可能になった!

新型コロナウイルスが蔓延している中国ではマスクをした人で溢れています。

ヤフーニュースUKによると、世界で最も電子監視が進んでいる中国でも、銀行などの顔認証を利用する取引で、セキュリティ上の問題を引きおこしているそうです。

しかし、「心配する必要はない」と声をあげた中国企業が登場。

電子機器メーカーの 漢 王科技(ハンボン・テクノロジー)が、人相認識技術を開発しました。

同チームは、コロナウイルスの発生が加速する中、1月にこのシステムの開発を開始し、わずか1カ月後には市場への展開を開始。

同社はこの技術を利用した2種類の製品を販売しています。

ひとつは、オフィスビルの入り口などに最適な 「シングルチャンネル」認識システムを実行します。

もう一つは、より強力な製品で 「複数の監視カメラ」 を使用する 「マルチチャンネル」 認識システムでです。

同社の副社長、ホワン・レイ(黃磊)氏は、ロイター通信に対し、次のように述べました。

「温度センサーに接続すると、名前を識別しながら体温を測定し、体温が38度(摂氏)を超えた場合、システムがその結果を処理します。」

1秒以内に最大30人全員を同時に識別することができます。」

「マスクを着用しても、認識率は約95%に達し、ほとんどの人が識別されます。」

ホワン氏がロイターに語ったところによると、北京では現在、約200社の顧客がこの技術を利用しており、さらに多くの顧客が間もなく導入を開始する予定だそう。

当然ですが、一番大きな顧客は警察を管理する公安省です。

ハンボン・テクノロジーの技術を利用することで、同省は画像を名前やその他の情報のデータベースと相互参照し、移動中の人物を特定し追跡することができるとホワン氏は述べています。

「犯罪容疑者やテロリストを発見したり、報告や警告をしたりすることができます。」

しかし、このシステムは、マスクとサングラスの両方を装着している人を特定するのに苦労しているそう。

もし、このロボットをかわすことを考えているなら、マスクの上に影をつけてみるといいと同社は言っています。

ホワン氏は、ロイター通信に対し、「このような状況では重要な顔の情報は全て失われます」と述べました。

「このような場合、認識は困難です。」

コロナウイルスとの戦いで使用されている他の監視ツールに関しては、ソーシャルメディア上で不満の声が上がっていますが、ほとんどの人は健康上の緊急事態に対処する手段として受け入れているか、受け入れているようにみえます。

中国国内の顧客がハンワンの事業を牽引していますが、ホワン氏は、ウイルスが世界中に拡散し、マスクを着用する人が増えていることから、海外からの関心が高まると予想しています。

「中国国民に利益をもたらすだけでなく、この技術が世界的に応用されれば、世界にも利益をもたらすことができます。」 と自信をもってホワン氏は述べました。

(H/T デイリーニュース  メトロ

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