2月16～17日にかけて、2020年シーズンのモンスターエナジーNASCARカップ開幕戦のデイトナ500が行われました。
毎年、トランプ大統領は、デイトナビーチでキャンペーンを行っていましたが、今年は例年とちょっと違いました。
なんと、１７日に、このトラックににザ・ビーストを持ち込み、シークレットサービスの乗るクルマ、そして40台のNASCARを従えてサーキットを一周走るというパフォーマンスを行ったのです。
こういうことを行った現職の大統領は、未だかつていませんでした。トランプ大統領が初めてです。
観客は興奮し、全国民が大喜び。こういう姿をみると、あらためて米国というのはこういう国なのだなぁと思います。
今回は、デイトナ５００ビクトリーレーン歓迎式典でのトランプ大統領のスピーチ文がホワイトハウスより発表されましたので全文翻訳の上、ご紹介いたします。
それにしても、ホワイトハウスが作ったこの動画はカッコよくて、涙がでそう。。さすがです。

ちなみにレースの結果は、デニー・ハムリン（トヨタ・カムリ）が優勝しました。

デイトナ500ビクトリーレーン歓迎式典でのトランプ大統領の発言

大統領:　チップ、どうもありがとうございます。そして、私の仲間であるレースファンの皆さん、第62回デイトナ500のためにWorld Center of Racingに参加することほどスリルのあることはありません。とてもエキサイティングです。(拍手)

デイトナ500は、轟くエンジン、高揚するスピリット、そして長年にわたって耳にしてきたアメリカの技術、スピード、パワーを備えた伝説的なストックカーレースです。今日ここにいる何万人もの愛国者は、速い車と世界クラスのモータースポーツのために来ましたが、NASCARファンは、誰がレースに勝っても、最も重要なものは神、家族、国であることを決して忘れません。(拍手)

今日私たちに加わるのは、愛する人たちが私たちの自由と国旗を守るために最大の犠牲を払ったゴールドスター・ファミリーです。エドガーとジェニファー・ビル、ジョージ・ルッツ、そしてゴールドスター・ファミリーの皆さん、我が国の至る所で、皆さんの倒れた戦士たちは、私たちの心の中に永遠に生き続けるでしょう。ありがとう。(拍手)　ありがとうございました。ありがとうございました。

また、昨年米国議会名誉勲章を授与されたデビッド・ベラビア二等軍曹にもご参加いただき感謝しています。とても勇敢な男です。ありがとうデイビッド。ありがとうデイビッド。(拍手)　ありがとうございます。

今日の午後、私たちは米軍のすべての新しい志願兵たちを祝福します。たくさんいます。彼等は自分たちの国を愛しています。少し前に、この若者たちは、自国のために命を懸けるという厳粛な誓いを立てました。

2兆5000億ドルを費やして軍を再建した地球上で最も偉大な戦闘部隊の司令官として、彼ら一人一人そして今日ここにいる全ての軍人と退役軍人に感謝したいと思います。(拍手)

皆様が待ちに待った瞬間がはじまります。まもなく、車がスタートするためトラックにあらわれるでしょう。タイヤがきしんだり、ゴムが燃えたり、ファンが悲鳴をあげたりする、グレートアメリカンレースが始まります。500マイルにおよぶ心臓の鼓動の間、これらの熾烈な競争相手はチェッカーフラッグを追いかけ、ハーリー・J・アール・トロフィーのために戦い、純粋なアメリカの栄光のために戦います。そして、それこそが純粋なアメリカの栄光なのです。(拍手)

緑の旗を待つ間、私たちはこの愛する国、私たちを守ってくれた英雄たち、そして私たちを自由にしてくれた神に感謝致します。(拍手)

今日ここにいるドライバー、技術者、ピットクルーの皆さん、幸運を祈ります。神様の祝福がありますように。我が国の軍隊に神様の祝福がありますように。退役軍人の皆さんに神様の祝福がありますように。アメリカに神様の祝福がありますように。素晴らしいレースを楽しんでください。ありがとう。ありがとうごさいました。(拍手)

END
2:37 P.M. EST

（海外ニュース翻訳情報局　樺島万里子）