【米国:ホワイトハウス】ペンス副大統領の演説:「イスラエルのためのキリスト教徒連合」年次D.C.サミットにて (全文翻訳)

2020年の大統領選を前に、ペンス副大統領は「イスラエルのためのキリスト教徒連合( CUFI )」の年次D.C.サミットで演説を行いました。

今年3月に、ワシントンで行われたAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)の政策会議でのペンス副大統領の演説も当サイトでご紹介しました

この時の演説と同じように、イスラエルと米国の絆を強調した演説です。いかに、トランプ政権は、ユダヤ系アメリカ人からの支持を大切にしているかが改めてわかります。そして、民主党への批判。

統計元によって多少異なりますが、米国は現在世界でイスラエルに次ぐ2番目、もしくは最大のユダヤ人居住国家 なので、当然といえば当然のことですが。

ホワイトハウスのリリースから、全文翻訳の上ご紹介いたします。

<ホワイトハウス 2019/07/08> update 2019/07/10 9:20


ペンス副大統領の演説:「イスラエルのためのキリスト教徒連合」年次D.C.サミットにて

外交問題:2019/07/08
ウォルターEワシントンコンベンションセンター
ワシントンDC
11:22 EDT


 
副大統領:

こんにちは、イスラエルのためのキリスト教徒連合の皆さん(CUFI)! (拍手)
温かく迎えてくださってありがとうございます。今回のワシントン・サミットが、我が国の首都に戻ってきたことを歓迎します。皆さんと一緒に、そして、もちろん、この国中の何百万人もの人々が見ていて、皆さんとご一緒できることを大変光栄に思います。
 

ジョン・ハギー牧師、あなたのリーダーシップとあなたの牧師としての職務に感謝します。アメリカとイスラエルのために貢献してくださいました。(拍手)  

 
私の友人でCUFIのワシントン事務所を運営するゲリー・バウアー氏やここに集まっている何千人もの親イスラエルのアメリカ人、そして建国以来—-ほんの数日前に建国記念日を祝ったばかりですが—-この国を見守ってきた人たちにとって、イスラエル人はアメリカ国民のまさに中心にいました。

 
ここに集まった皆さんと代表する600万人はイスラエルのためのキリスト教徒連合という素晴らしい伝統を守っている世界最大の親イスラエルの草の根団体です。(拍手) 今までありがとうございました。アメリカの素晴らしい伝統を守ってくれてありがとう。

 
この国中に、イスラエルの友人たちがたくさんいることは素晴らしいことです。
イスラエルの友人といえば、今日はまず私の友人―(拍手)―からの挨拶から始めましょう。歴史はすでに、ユダヤ人とイスラエル国家にとって、オーバル・オフィスに座る最も偉大な友人であることを証明しています。
第45代アメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプ氏からのご挨拶を申し上げます。(拍手)

 
トランプ大統領が申し上げましたとおり(拍手)、「この政権は常に我々のユダヤ人の兄弟姉妹と連帯しています。そして、我々はいつでも強い味方です・・・・イスラエル国家の」

 
大統領がチームに加わるように声をかけてくださってから、この3年間一緒に仕事をしてきて、彼を理解しています。 そして皆さんに言わなくてはなりません。彼は行動力のある男です。(笑) 彼は約束を守る人です。(拍手) 彼は自分が大切にすることを口にし、自分が口にすることを大切にします。そして、この政権の初日から、ドナルド・トランプ大統領は国内外の米国民との約束を守ってきました。(拍手) 事実です。
 
 
考えてみてください。トランプ大統領は、米国経済を再生させると述べました。議会で共和党の強力な支持を得て、我々は減税し、規制を緩和し、アメリカのエネルギー産業を解放しました。選挙日以来、大小さまざまな企業が600万人以上の新たな雇用を生み出しています。その中には先月だけで25万人以上の雇用が含まれています。(拍手) 賃金が上がりました。株式市場が高騰しています。そして、この国全体の失業率は、ほぼ50年ぶりの低さです。
 
 
そして、この大統領は、我々の軍隊を再建すると言いました。そして、ドナルド・トランプ大統領は、ロナルド・レーガンの時代以来、米国の国防における最大の増強にすでに署名しています。(拍手)  


我々は世界史上最強の軍隊をこれまで以上に強くしました。雇用が復活してきました。自信が戻ってきました。一言で言えば、アメリカは復活してきました。まだ始まったばかりです。(拍手)


そして、新たな米国の力とともに、米国は自由世界の指導者としての役割を再び受け入れていることをお伝えすることを誇りに思います。(拍手) トランプ大統領は米国に謝罪しません。大統領は世界の舞台で毎日アメリカのために立っています。(拍手) そして、この大統領のリーダーシップの下、我々は同盟国と共に立ち、敵に立ち向かっています。


NATOの同盟国はかつてないほど我々の共通の防衛-(拍手)-に貢献しており、我々は過激なイスラムテロリストに対し、我々の立場で、彼らの国内で戦いを挑んできました。


ご存じのように、五年前、ISはシリアとイラクで35,000平方マイル近くを支配し、500万人近くの人々がその残忍な政権の下で暮らしていました。そして今日、米軍、この地域のパートナー諸国、そしてこの最高司令官のリーダーシップのおかげで、今年初め、シリアでISISが支配する最後の1インチの土地が占領されました。ISISのカリフはもはや存在しません。(拍手)
そして最後に、ドナルド・トランプ大統領のもとで、世界が他に何も知らなくても、世界はこのことを知っています、アメリカはイスラエルと共にあります。(拍手)

 
ご存じのように、トランプ大統領のリーダーシップのおかげで、我々の同盟は文字通りかつてないほど強固なもとなっています。(拍手)

(オーディエンス中断)

(拍手)
 
副大統領:   
ワシントンDCへようこそ(拍手)


ご存知のように、この大統領のリーダーシップのおかげで、それは真実です。イスラエルとの同盟はかつてないほど強固になっています。(旧約聖書のイザヤ書の)預言者イザヤの言葉の中に、「シオンのために、私は決して口を閉ざさず(訳注:イザヤ書62:1共同訳)」と書かれています。そして、私の友人であるこの大統領は、シオンのために、口を閉ざしていません。(拍手)
 
 
考えてみてください。トランプ大統領は、イスラエルの自主防衛のための援助と軍備を約束しました。彼のリーダーシップの下、イスラエル国家の安全保障に対する米国の支持はかつてないほど高まっており、イスラエル国家の軍事力はかつてないほど強化されています。
 
 
トランプ大統領は、罪のないイスラエル民間人を殺害したテロリストに、米国の税金を提供することをやめる措置をパレスチナ自治政府が取らなければ、ワシントンのPLO事務所を閉鎖すると約束しました。PLOが拒否し、トランプ大統領は事務所を閉鎖しました。(拍手) 多くの皆さんのおかげでテイラー・フォース法は今や国法となっています。(拍手)


大統領はまた、世界の舞台で反ユダヤ主義に立ち向かい、国連がイスラエルに対する侵略の場となることを米国はこれ以上許さないようにすると約束しました。
そして、昨年の夏、この大統領は国連のいわゆる人権理事会から米国を脱退させましたそして、 二か月後、トランプ大統領はUNRWAへの米国のすべての貢献を終了させました。(拍手)


そして、当然、昨年、トランプ大統領は、イスラエルの首都であるエルサレム―(拍手)-にアメリカ大使館を移転させるという、今までのどのアメリカ大統領がやらなかった勇気あることをしました。


その決断が下され、遂行されていたときに、その場にいたなんて、どれほどすばらしいことなのだろう。
そして、エルサレムをイスラエルの首都と認め、米国大使館をそこに移すという大統領の決定に世界中の誰もが反対したと言うことは—世界中の誰もが反対していたといっても過言ではないでしょう。
しかし、トランプ大統領は約束を守る人であり、エルサレムはイスラエル国家の永遠の首都であり、米国大使館をエルサレムに移したことを(拍手)と国民に語りかけました。(拍手)


さらに、イスラエルの復活から20年間、シリアはゴラン高原と呼ばれる戦略的要衝地を占領しました。大砲でイスラエルを人質に取りました。この重要な地域の所有権が変わったのは、イスラエルが強制的に占領していたシリアに戦争で勝った後のことでした。

それ以来、ゴラン高原はイスラエル国家の戦略的安全保障にとって極めて重要な場所となっています。しかし、米国は次から次へと承認を躊躇していました。


しかし、その重要性と、今年初め、ネタニヤフ首相を擁し52年ぶりにイスラエルへの関与を表明したことで、アメリカ合衆国がゴラン高原におけるイスラエルの主権を正式に承認した際に、私は、トランプ大統領と並んで立ち会う機会に恵まれました。(拍手)


大統領は、米国民への約束を守りながら、これらすべての決定を下しました。彼は我が国のためにそれらを作った。

しかし、私はここにいる皆さん全員に、この大統領もまた、彼らが平和の最大の利益を享受していると信じていることを保証したいと思います。なぜなら、永続的な平和は真実の基礎の上にのみ築かれるからです。

ですから、我々は、イスラエルを愛する人たち守るよう「エルサレムの平和を祈ります」―(拍手)―。そして、我々が祈るように、我々は平和のために働きます。


トランプ大統領は、イスラエル、パレスチナ、そしてこの地域のすべての人々のために、真の、公正で永続的な平和につながる道を見いだすことに全力を尽くしています。平和が持続的で現実的であるためには、交渉しなければなりません。しかし平和は平和に献身するパートナーたちとだけ交渉ができます。


ハマスはイスラエルの破壊を求めるテロ組織です。そして、米国はテロリストのハマスと決して交渉しません。(拍手)


まさに先週、平和を求めてバーレーンで歴史的な会議が開かれました。2年以上にわたる懸命な取り組みの後、ジャレド・クシュナーが率いる大統領特別中東和平チームは、パレスチナの人々が戦争よりも平和を選択すれば、いかにして豊かで活気に満ちた平和な社会を築く力を得ることができるかという新しいビジョンを発表しました。


大統領の平和への夢は大きすぎ、希望は大きすぎるという皮肉があるのは知っています。(拍手) と言ったのはイスラエルの初代首相デイビッド・ベングリオンでした。 その言葉を引用します「これらの部分の奇跡を信じない人は、現実主義者ではない。」我々は夢を持ち続け平和のために働き続けます。(拍手)


そして、どんな平和も疑いなく妥協を必要としますが、皆さん方はこれを確信することができます: アメリカ合衆国は、ユダヤ国家イスラエルの安全と安全保障について決して妥協しないでしょう。(拍手)


こうした一連の行動をきっかけに、ついに大統領はもう一つの約束をしました。大統領は世界有数のテロ支援国家に立ち向かうと約束しました。そして、彼は、破壊的なイランとの核取引からアメリカ合衆国を撤退させ、まさにそうしました。(拍手)イランのムラー達にはもう資金がありません。(拍手)

ハギー牧師は私がアメリカ議会で働いていたと述べていました。私は外交委員会にいました。私が議会にいた頃は超党派の議員グループがイランへの制裁をまとめていました。そして、これらの制裁が(イランの)政権を孤立させ、それに多大な圧力をかけました。


しかし2015年にイランとの核交渉が妥結した時にはその圧力は消えました。

前政権のいわゆる合意は、イランが核兵器を入手することを防ぎませんでした。そのことで、およそ10年間、遅れました。このことと引き換えに、この合意では数十億ドルの現金が提供され、イランはこの地域の罪のない人々へのテロ攻撃に資金を提供してきました。


トランプ大統領はイランとの核交渉から手を引き、我々はこれまでに解除された制裁をすべて再び実施しました。(拍手)

そして、この大統領の下で、イランの悪意ある行動を変え、政権に破壊行為の責任を負わせるために、最大限の圧力をかけるキャンペーンを実施してきました。我々が言うように、わが国の行動がすでに影響を及ぼしていると考えることは驚くべきことです。中東全域でテロリストの分派を支援する政権の力を遮断しています。


イラン経済は、米国の前例のない制裁で揺らいでいます。そして今、イランは、自国民を保護するか、暴力とテロを地域全体に拡大し、イスラエルに対する激しい憎悪を吐き出す代理人に資金を提供し続けるかの選択を迫られています。


2015年に逆のことを約束し期待していたにもかかわらず、イランはこの数カ月間、この地域での悪質な活動や暴力行為をさらに増加させています。我々は皆それを目の当たりにしました。先月、イランはホルムズ海峡近くを通過するタンカーを攻撃し、無人の米無人機を撃墜しました。

そして先週、イランは保有できる低濃縮ウランの量を超えました。今日 (米国時間4/23)、EUは協定で認められたレベルを超えるウラン濃縮を開始すると宣言しました。


ですから、はっきりさせておきたいのは、イランは米国の自制と米国の決意の欠如を混同すべきではないということです。(拍手) 我々は最善を願っていますが、アメリカ合衆国と米軍は、わが国の利益を守り、この地域のわが国の職員と国民を守る準備ができています。


我々はイランの悪意的な影響力に反対し続けるでしょう。わが国はイランへ経済に圧力をかけ続けるだろう。そして、ドナルド・トランプ大統領の下で、アメリカはイランが核兵器を入手することを決して許しません。(拍手。)


歴史は、権威主義的な政権が卑劣で反ユダヤ的な憎悪や暴力の脅威を吐き出すとき、彼らの言葉に従うべきだと教えてきました。

今年、妻のカレンと私はポーランドのアウシュヴィッツ=ビルケナウナチスの死の収容所に立ち悲しみとともに祈りました。工場規模での殺人があったという広大な敷地を歩くのは、言葉では言い表せない経験でした。


ガス室の残骸を見下ろしながら、身の回り品——そこに集められていた小さな靴の山——を通り過ぎて行くうちに。この世代にとっても、すべての世代にとっても、この筆舌に尽くせない悲劇への私たち答え、 すなわち「二度とあってはならない」 という決意がいっそう強くなりました。もう二度とごめんだ。もう二度とごめんだ。(拍手)


イスラエルはその決意で生まれ変わりました。ですから我々は、アメリカ人として、それを維持しなければなりません。我々は、ホロコーストで失われた人々の記憶を、世界中の自由を愛する人々に忘れさせるようなことは決してできません。


我々は子供たちと子供たちに起こったことの真実を教えなければなりません。我々は未来の世代のために失われた人々の記憶を保存しなければなりません。同じ精神で、我々は、ホロコーストで失われた人々の記憶を、左派の政治的物語を前進させるための陳腐なものとして、決して軽視してはなりません。(拍手)


しかし、悲しいことに―悲しいことに、ここ数週間で、まさに一部の民主党議員が全国的な討論会でやったことです。先月、議会の有力な民主党議員が、米国の税関国境保護局の収容施設を実際に強制収容所と比較しました。議会、左派、メディアにおける彼女の味方は、恥ずべきことに彼女を擁護しました。


つい昨日の朝、連邦議会の彼女の支持者の一人は、拘留施設で米国税関と国境警備局の職員の立派で思いやりのある仕事をナチスドイツの強制収容所と比較することに同意するかどうか尋ねられました。彼女は答えました。「もちろんです」と。


観衆: オー (落胆の声)


副大統領:

税関と国境警備局の献身的な職員たちの人道的な仕事をホロコーストの恐怖と比較するとは、到底承服できません。(拍手)


ナチスは命を奪いました。アメリカの法執行機関は毎日命を救っています。(拍手)

そのことを間違えないでください。 すなわち、この法執行機関への中傷は、ホロコーストで殺された600万人への侮辱であることは間違いありません。そして、それはすべての政党のすべてのアメリカ人によって非難されるべきことです。(拍手)


お約束します。 ドナルド・トランプ大統領と私は、ホロコーストの犠牲者の記憶を常に尊重し、全米の法執行機関の勇敢な人々の功績を常に尊重します。(拍手)


真実は、私が今日あなた方の前に立っているように、わが国には南の国境で危機があります。今年は、実際順調に進んでいます。米国の難民法の抜け穴を利用し、100万人近くが米国南部の国境を越えてやってきました。


そして、生まれて初めて ―私はそれを直接目の当たりにしましたー わが国の南の国境を越えてきた人々の大多数は、弱い立場にある子どもたちを持つ家族で、人身売買業者や麻薬カルテルに誘惑され、長く危険な北への旅をするために現金を支払わされています。


そして、筆舌に尽くし難いほどの暴力と虐待に満ちた危険な旅です。不法入国者の70%は、いったん国境にたどり着くと、途中で暴力の被害に遭っていると報告されています。国境なき医師団によると、中米から南部国境に向かう若い女性の1/3近くが、その道中で性的暴行を受けているそうです。


税関国境保護局と保健社会福祉局の職員は、危険な旅をして苦しみを受けた人々のために、思いやりのある仕事をしています。そして、彼らは毎日、思いやりのあるサポートを提供しています。

わが国の国境を越える保護者のいない子どもたちは、税金で、食糧、教育、医療、目的地への交通手段を提供されています。保健社会福祉省は、こうした子どもたちを家族と一緒に米国に移住させたり、里親制度のような代替措置を講じたりすることに取り組んでいます。ICEで保護されている家族は、家族居住センターに送られ、そこでシェルターとケアを受けることができます。

しかし、そのことについて間違いをしてはいけません。国境の施設は混雑しています。


過去6カ月間、民主党は、国境に危機があることさえ否定してきました。彼らはそれを「作られた危機」と呼んでいました。そうすることで、彼らは南部国境を越えて移動する弱い立場にある家族をケアするための追加資金を拒否しました。そして私が今日ここに立っている間、彼らは弱い立場にいる家族を搾取するために人身売買業者が使っている抜け穴をふさぐことを拒否し続けています。
しかし、議会での民主党の妨害に直面して、トランプ大統領は強く立ち向かってきました。彼はメキシコに一段とさらなる強化を要求し、今やメキシコは南部国境と我が国の国境を守るためにかつてないほどの取り組みをしています。(拍手)


そしてつい先週、トランプ大統領は、保健福祉省と税関国境保護局の活動を支援するために46億ドルの人道援助を提供する超党派の法案に署名しました。(拍手)
しかし、わが国の拘禁施設を強制収容所と比べた厚かましい議員たちが、非難した施設への追加の人道敵支援を提供することに反対票を投じたことを、皆さんもご存じのはずです。

このような民主党の妨害に直面した場合、私は皆さんに約束をします。この大統領のリーダーシップの下で、我々はわが国の国境を保障します。(拍手) 我々は、危機に巻き込まれた弱い立場の家族に思いやりのある救済を提供します。そして我々はこの壊れた移民制度を完全に正常にするつもりです。(拍手)


それで、イスラエルのためのキリスト教徒連合の皆さんは、歴史の決定的な瞬間に到達しました。イスラエルとユダヤ人への支援はこれまで以上に重要だと思います。世界中で反ユダヤ主義が高まっています。大学のキャンパスでも公開討論の場でも悲しいことに議会のホールでも見受けられます。


ご存じのように、ここワシントンでは、イスラエルを支持することが党派的な問題ではなかった時代がありました。私は2007年、私——保守的なクリスチャンの共和党員——が、ホロコーストを生き抜いた唯一の国会議員、故トム・ラントス下院議員とともに、議会反ユダヤ主義特別調査委員会を共同設立するよう求められたことを決して忘れません。(拍手)


我々がこの作業部会を作ったのは、イスラエルを支持、ユダヤ人のためにという、議会に存在する幅広いコンセンサスがあったからです。しかし、状況はどう変わったのか。イスラエル国家の創設に多大な貢献をしたハリー・トルーマンの政党が、階級、反ユダヤ的なレトリックを奨励し、イスラエルを支持するという米国の広範なコンセンサスを弱体化させようとした人々の協力を得たことを考えると驚きです。


最近、連邦議会の1年目の民主党議員が、人身売買と反ユダヤ主義的な主張を繰り返しました。我々は皆、そのことを覚えています。彼女は、議会の親イスラエルが外国への忠誠に反映されていると主張しました。彼女は、イスラエルは「世界を催眠状態にした」と述べました。


そうですね、核心から言っておきますが、反ユダヤ主義は米国議会にも、この国のどこにも居場所がありません。(拍手) 米国とイスラエルの歴史的な同盟関係を中傷する者は誰でも、下院の外交委員会に加わるべきではない。(拍手)
おそらく最も驚くべきことは、いかに時代が変わったかということです。-非常に長い間、米国のユダヤ人の多くがいた政党では、最近、決議において反ユダヤ主義を明確に非難する票を集めることさえできませんでした。


つまり、だからこそ、 「イスラエルのためのキリスト教徒連合」 の活動がこれまで以上に重要になっています。 遺憾ながら、CUFIは以前よりも大きく、より実働的になっています。(拍手)


「イスラエルのためのキリスト教徒連合」が数百人の聖書信奉者のグループだったことを覚えています。前回お話ししたときには、この団体は300万人以上の信者を持つまでになりました。ここに来る途中、伺いました。 「イスラエルのためのキリスト教徒連合」 は現在アメリカ全土に600万人以上のメンバーがいるということです。(拍手)


カレンと私は、・・・・(注:聞き取れない)

700万と言っていました。(拍手)

(注:聞き取れない))この国を貫くムーブメントであり、このような時代のムーブメントです。(拍手)

カレンも私も、 「イスラエルのためのキリスト教徒連合」 との関係をずっと大事にしてきました。実際、私がインディアナ州知事だった頃、私たちはこの組織と協力して活動していました。皆さんの強力な支持を得て、米国のどの州でも最も厳しいBDS規制法案に署名できたことを誇りに思います。そして、皆さんのサポートに感謝いたします。

しかし、知っていただきたいことがあります。驚くべきことに、今日、大統領選に立候補していた民主党員のうち、1人を除いた全員が、米国上院のBDS防止法に反対票を投じました。

ここでもう一つ強調しておきたいことは、この国で最高の地位に就きたいと願う人は誰でも、イスラエルの味方をすることを恐れてはいけないということです。(拍手)


紳士淑女の皆様、イスラエルとイスラエルは友人以上の存在なので、イスラエルとアメリカは常に共に団結するでしょう。我々は同盟以上のものです。米国とイスラエルはー(拍手)―共通の信仰という伝統を受け継いだ家族です。我々は共通の価値観をもつ家族であり、共に共通の運命を共有しています。


ご存じのように、今年の大統領の一般教書演説では、大統領が国民に紹介した2人の非凡な人物の際立った安堵の表情にその絆が現れました。

一人はユダヤ系アメリカ人のヒーロー、ハーマン・ザイチック軍曹で、バルジの戦いでDデイ(訳注:ノルマンディ上陸作戦)の退役軍人で、偉大な世代の本当に偉大なアメリカ人でした。先月はDデー75周年を迎えました。偉大な世代に仕えた人たちの英雄的行為を必ず称えます。(拍手)


まさに、覚えている人もいるだろうが、ザイチック軍曹の隣に座っていたのは、ダショーの生存者であるジョシュア・カウフマンでした。70年以上も後に、この2人はその夜再会し、彼らの物語だけでなく、私たちの歴史、そして自由と正義のために団結しました。


75年後、議会で涙が乾くことなく、彼らはアメリカ議会に一緒に登壇しました。兵士と生存者の関係は、アメリカとイスラエルの揺るぎない絆を思い起こさせるものでした。今日ここに皆さんをお連れする絆です。しかし、それは結局、信頼の絆でした。


彼らが議会を去る前に、ザイチック家とカフマン家が初めて出会ったと聞きました。ハーマンは聖書を携えていました。軍隊にいたときに持っていた聖書です。


彼らは聖書を共に開き、信頼する神様に賛美の歌を歌い、偉大な人々を結ぶ絆を新たにしました。(拍手) その絆は戦争の恐怖に耐え、何十年も続きましたが、これからも変わりません。 <


では、なぜイスラエルなのか? 米国が常にイスラエルを支持してきたのと同じ理由で、我々は今日、イスラエルを支持します。イスラエルを支持するのは、イスラエルの大義が我々の大義であり、イスラエルの価値観が我々の価値観であり、イスラエルの戦いが我々の戦いだからです。我々がイスラエルを支持するのは、我々が、善悪よりも善を、圧制よりも自由を信じているからです。


そして、我々がイスラエルと共にあるのは、アメリカ人が歴史を通じて常に抱いてきた、イスラエルを祝福する者は祝福されるという、いにしえの約束を大事にしているからです。(拍手)


アメリカ人はいつも驚嘆していました。1,900年近くに及ぶ亡命、歴史上最も長い亡命を通して、ユダヤ人は神の約束から力をえました。ユダヤ教徒、迫害、追放を通して、ゲットーで、そして最後には死の収容所でさえ、ユダヤ人は神の永遠の約束にしがみつきました。


ユダヤ人たちは,そこから「たとえ、天の果てに追いやられたとしても(訳注:申命記30:4共同訳)」かれらを集められ、祖先が領有していた地に,連れ戻されるこということを思い出しました。そして、神はそうしました。(拍手)


そして、アメリカはそこにいました。アメリカはイスラエルの人々と足並みを合わせていました。

このような暗黒の時代であっても、神が天国 (聖なる場所) から聞いていて、イスラエル人が信仰していたと考えるのは驚くべきことです。

そして、なによりも、今日の話を終了します。皆さんの前には完全なプログラムが用意されていますし、現政権中、そして全米のイスラエルの友人たちからも話を聞くことになるでしょう。

最後に、妻のカレンと私の家族を代表して申し上げます。皆さんの副大統領として働くことを光栄に思います。ありがとうございます。私の人生において最高の名誉です。(拍手)


今日皆さんと一緒にいるととても謙虚な気持ちになります。そして、私はとても励まされてここを去ります。昼食で、皆さん方に出会ったことを大統領に伝えるのが待ちきれません。(笑)
そして、私は信仰を持って終わりにします。イスラエルとアメリカの善良な人々、そして今日とこれからも変わらない友情の絆への信頼。

アメリカとイスラエルが大切にしている理想と原則への信頼: 自由と自由への献身、そして創造主から譲ることのできない権利を与えられているという概念。


そして最後に、建国以来この国の人々を一つに束ねてきた信仰、あらゆる背景を持つ人々と宗教的信仰、そしてイスラエルの人々を一つに束ねる信仰―私たちを見守ってくださる神は決して私たちを置き去りにしたり、私たちを見捨てたりすることはありません。神は私たちを導いてくださいますし、きっと私たちを祝福してくださるでしょう。


皆さんに神の祝福がありますように。イスラエルに神の祝福がありますように。(拍手)そして神がアメリカ合衆国をいつも祝福してくださいますように。(拍手)

(海外ニュース翻訳情報局 : 樺島万里子)

※ 無断転載厳禁

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