【ロシア:経済】新シルクロード:ロシア、欧州と中国を結ぶ2,000kmの高速道路を建設

<引用記事 RT 2019/07/09>

地元メディアによると、ドミトリー・メドベージェフ首相は、貨物輸送ルートを大幅に短縮することを目的とした、ロシア横断の有料高速道路の建設を承認した。このプロジェクトの費用はおよそ95億ドルと予想されている。

同経済紙は、政府関係者の話として、大規模なインフラ・プロジェクトであるメリディアン・ハイウェーは、ロシア政府の支持を得ている、と伝えた。この高速道路はベラルーシ国境からカザフスタン国境まで2,000km以上に及び、中国とヨーロッパを結ぶ最速のトラック輸送ルートの一部になると期待されている。

https://twitter.com/chigrl/status/1148542192585236480

報道によると、その高速道路の建設に約6000億ルーブル(95億ドル)の費用がかかる予定だ。事業主体はすでに道路建設に必要な土地の約80%を買い取っている。

ロシアの予算から資金を調達することなく、投資家の資金に全面的に依存する計画だが、政府は中国などからの新規投資誘致を支援すると約束した。しかし、投資家は政府に対し、商業的なものではなく、国境閉鎖などの政治的なリスクをカバーする5億5000万ドル程度の最低限の収入を確保するよう求めている。

高速道路の大容量化に加え、トラックや乗用車の通行料もかかるため、12年後には収支が均衡する見通しだ。

メリディアン・ハイウェイは、ロシアが支援している 「一帯一路」という中国大陸横断貿易・インフラ事業の一環だ。4月にはプーチン大統領が訪中し、第2回一帯一路国際協力サミットフォーラムに参加した。その際、中国のイニシアチブはユーラシア諸国の「建設的な協力」を強化し、同地域の持続的な経済発展と経済成長を確かなものにすると述べた。


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