【中国:経済問題】2019年の経済的嵐を乗り切るために、 「より大規模な」 減税と国内市場の活性化で補うことに決定

米中貿易戦争真っただ中の中国が、来年度の経済的難局をいかにして打開するかという非公開の会議が、中国共産党指導部で開催されました。
中国は我が国とは主義、主張は大きく違い、何かと批判の多い国ですが、中国指導部が「我々はリスクをチャンスに変えるのが得意でなければならない」として、経済的な難局を国が一丸となって乗り切ろうとする姿勢は、国を運営するものとしては正しいことではないでしょうか。
なにかと中央省庁の縦割りの利益で判断する我が国の行政は、そのように考えているのでしょうか。我が国の指導者たちも、大きな目でみた国益ということを常に意識して動いて欲しいと心から思います。
この記事は、サウス・チャイナ・モーニングポストから紹介します。

Post by Mariko Kabashima 2018/12/22 10:16

South China Morning Post  by Zhou Xin、Orange Wang, Sidney Leng 2018/12/21

サマリー:

・米国との貿易戦争が続く中、習近平国家主席が議長を務める毎年恒例の中央経済作業会議は、来年の政策の方向性を定めている。
・中国政府、積極的な財政・金融政策の実施を表明


新華社によると、中国の最高指導部は、2019年の経済の逆風を管理するために、より大幅な減税とより大規模な財政支出で補うことに決定した。

同社は、今週北京で習近平国家主席が議長を務める(CEWC)の主要政策決定の結果をまとめた。

中国指導部は三日間の非公開会議の後、最近の外部環境の変化(米国との貿易摩擦の高まりの婉曲的な表現)による「リスク」と「チャンス」という両面があるものの、中国の好景気は終わっていないと強調した。

これを受けて、中国は国内消費の拡大、巨大な製造業の高度化、敵対的な世界の中でのインフラ投資の拡大によって、「質の高い経済成長を促す活性化に圧力をかけるよう転換するだろう」だろう。

「世界は、一世紀には見られなかったような大きな変化に直面しており、それはリスクと(中国にとっての)チャンスの両方を含んでいる」と中国指導部は述べた。

「我々はリスクをチャンスに変えるのが得意でなければならない」(中国指導部)

この会議は、西側のリベラルな民主主義諸国が中国の国家の助成による国内成長モデルにますます敵対的になり、民間経済が対米貿易戦争のマイナス影響と経済見通しに関する全般的な不確実性を拭えないなど、世界第2位の経済大国にとって重大な時期に開催された。

今年3月の憲法改正で任期制が廃止され、2023年以降も中国の国家主席として残留する可能性のある習主席は、貿易戦争の中で、来年の経済成長を軌道に乗せるという重要な課題に直面している。

中国の成長率は第3四半期には6.5%に減速し、十年ぶりの低水準となり、米国の関税の圧力を受け、来年には更に減速する見通しだ。

習主席はまた、来年3月1日に失効する現在の90日間の休戦期間中に、米国との貿易協定を締結するための厳しいスケジュールにも対応しなければならない。

今週の政策会議で中国指導部は、2018年の中国は「米中貿易摩擦を着実かつ適切に処理した」として一致し、12月1日にブエノスアイレスで習主席とドナルド・トランプ米大統領が合意した事項を実践し、貿易問題を打開するための交渉を進めることを強調した。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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