【中米大量移民問題】中米移民キャラバンを背後で操る左翼団体とは

中米ホンジュラスから米国を目指して北上する「移民キャラバン」は、4000人を超える規模に膨らみ、すでにグアテマラとメキシコの国境にまで達している。なぜこれだけの規模の移民団となったのだろうか?

米国のマット・ガエッツ下院議員はツイッターに、主催者がキャラバン参加者の女性と子供にお金を渡している動画を投稿し、大規模移民団の背後に政治的な動機があることをほのめかした。またそのツイートでは「Soros?」と書き、ジョージ・ソロス氏の支援する団体との関連をほのめかしていたが、オープン・ソサエティ財団はすぐさま同団体とソロス氏の一切の関与を否定するリプライを返している。

ガエッツ議員はその後、ホンジュラスの政府当局者から入手した動画であることを明かした。

報道でもキャラバン主催者がすでに逮捕されたことが伝えられているが、デイリー・シグナルで、ヘリテージ財団のアナ・キンタナ氏がその主催者について、「左翼団体が絶望と貧困を利用してこれ見よがしの行動を取るもう1つの例」だと指摘している。以下に記事から引用する。

最近起きたこの移民キャラバンは、左翼団体が絶望と貧困を利用してこれ見よがしの行動を取るもう1つの例だ。エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスが位置する中央アメリカの北部三角地帯は、世界で最も暴力的な地域だ。多国籍組織犯罪グループと暴力的ストリートギャングが、こうした貧困にあえぐ国を不安定にしている。このために住民の大多数が、脆弱で生存の手段がほとんどないままにされている。
残念ながら当事国政府には、こうした課題に対処する能力と、場合によっては政治的な意志が欠如している。
今年の3月初めの移民キャラバンと全く同じように、この行進の主催者は貧しい中米の人たちを兵器化している。このキャラバンは、ホンジュラスの元国会議員であり、急進左派のリブレ党員のバルトロ・フエンテス(Bartolo Fuentes)が主催したものだ。彼は16日にグアテマラ当局によって、違法入国のために拘留された。
リブレは政党ではなく攪乱運動だ。2011年にマヌエル・セラヤ(Manuel Zelaya)元大統領が創設した。2009年、セラヤは憲法に基づく秩序と法の支配を損なおうと何度も試みた後に、権力の座から追われた。セラヤは、キューバとベネズエラのカストロとマドゥーロのようなラテンアメリカの社会主義政権の支持者だ。
リブレは2013年と2017年の大統領選挙で敗北してから、混乱と不安定を生み出す社会運動に転換した。
またキンタナ氏は、今回のキャラバンが米国の中間選挙とメキシコ大統領の交代に合わせたものだと指摘し、主催者の関心は「移民の幸せよりも混乱を引き起こすことにあるのは明白だ」としている。

(H/T The Daily Signal)
Post by Hiroshi Izumi  2018/10/20  22:16

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