【米国:経済 】ターゲットのCEO、米国の経済状況を絶賛:「今までのキャリアの中で」最高の消費者環境だ

⦁ 第2四半期、ターゲットの既存店売上高と来店者数が前例のない成長を見せている。
⦁ CEOのブラアン・コーネルは、彼がこれまでに見てきた小売業の好業績の中で最も強い消費者環境であると認めた。
⦁ ウォルマート、コールズ、TJマックスのオーナー、TJXのような企業も堅調な業績である。

(訳注:ターゲット・・米国でで売上高第5位の小売業者。ディスカウント百貨店チェーン)


ターゲットのCEOブライアン・コーネルの考えでは、個人支出が回復し、最高潮である。

コーネル氏は、「他の企業と同様に、非常に強い-おそらく今までのキャリアの中で最も強い消費者環境から恩恵を受けていることは間違いない」と水曜、電話でアナリストに語った。

収益、売上高、既存店売上高が上回った第2四半期決算の発表後、小売業者の株価は急騰している。アマゾンの時代、多くの投資家が実在の小売店を見限ったまさに今、ターゲットの客足が急増している。

コーネル氏はCNBCの「スクワークボックス(Squawk Box)」で、「すばらしい消費者の反応、前例のない来店者数だ。過去を振り返ってもこのような来店者数の増加は今まで見たことがない」と述べた。

大規模小売業者はまた、ウェブサイトにアイテムを追加し、オンライン注文の配送方法を追加することに投資していたため、第2四半期にデジタル販売が40%以上急増したと述べた。この勢いを踏まえ、ターゲットは通期の業績見通しを引き上げた。

ターゲットの株価は前場で5.5%以上急騰し、史上最高値$ 88.89を記録した。

ターゲットは、昨年の初めに70億ドルを投じる戦略を策定して以来、eコマースのプラットフォーム拡大、社内ブランドのラインナップ拡充、新規小規模店舗開設、既存店改築といった事業の再投資に集中してきた。コーネル氏は、既存店売上高がこの13年で最も好調に推移したことを受け、この投資が効果を挙げていると述べた。

「売上高の90%は実店舗で発生している」

健全な米国経済、消費者の信頼回復と低い失業率もまた、ウォルマートにとって有益だ。先週報じられた利益がアナリストの期待を上回り、ウォルマート株価は1日で9%以上急騰した。

ターゲットのコーネル氏はアナリストと投資家にこう語った。

「現在、マクロベースでは、キャッシュフローを生み出す強いバランスシートによって小売業が好調に推移していると思う。明らかに、店舗の経験に投資したり、能力を築き、差別化を促進する余裕のない人がいる。彼らはマーケットシェアをあきらめている。はっきりと勝者と敗者がいる。我々が勝者の列に移行していると確信している」

今週四半期決算を発表したコールズ、TJマックスのオーナーTJXも、より多くの買い物客が店を訪れジーンズやハンドバッグから家庭用品まで、あらゆるものを購入していると伝えた。

百貨店チェーン、ノードストームメイシーズは通年の業績見通しを引き上げ、ホリデーシーズンが堅調になると予想している。

ジェフリースのアナリスト、ランダル・コニック氏は、今週のリサーチノートで「消費者は’99年以来最強だ」と述べた。

「企業は在庫を非常にうまく管理しており、デジタル投資は成果を上げており、不動産は合理化されている… [クリスマス]は人々が考えるよりもはるかに良いだろう。

 


引用ここまで
CNBC by Lauren Thomas 2018/08/22 】

昨年まで、米国でもオンラインショップ最大手アマゾンが非常に強く、小売店の実店舗が不振だといわれたような気がします。
しかし、現在、ターゲットのCEOのよると、明らかに実店舗での売り上げた上がり、収益、売上高、既存店売上高が上回った第2四半期決算の発表後、軒並み小売業者の株価も急騰しているそうです。

これは、もちろん企業努力あってのことですが、トランプ大統領の政策が功を得ているのではないでしょうか。

何かと話題になるトランプ大統領です。

しかしながら、主流メディアの論調のように、もし不安を多く感じる大統領だとしたら、実店舗での大衆の消費活動はこれほど活発にならないのではないかと思います。

なんだかんだ言っても、米国の大衆がトランプ大統領に期待しているということではないでしょうか。

 

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