【ベトナム:速報 】3人の共産国批判のビデオ投稿者6年~8年の禁固刑判決(抄訳)

当たり前のことかもしれませんが、日本では、左の人達から、共産国の批判は全く耳にしません。その国自身から、美しいプロパガンダだけが発信されるからということだからかもしれません。

民主主義の国からは、全部とはいいませんが、いい事も悪い事も発信され、この悪い部分だけみるとなんてひどい国だと思えることもありますが、悪い部分が発信出来るという「自由がどれほどにありがたいことなのか」と痛感する記事をThe STRAITS TIMESから紹介します。

Post 2018/02/02  13:49

The STRAITS TIMES  2018/01/31】

三人のベトナム人活動家が、ベトナムの共産主義政権を批判した動画をインターネット上に投稿したとして反政府プロパガンダの罪に問われとして、1月31日水曜日に、6年から8年の禁固刑の判決を受けた。

一党独裁国家であるベトナムは、長年、政府に批判的と思われる弁護士、活動家、ブロガーを投獄してきた。人権団体などによると、2016年に強硬路線政権になってから、この政権に対する批判への取り締まりが一層厳しくなっており、その取り締まりは終わりを見せていない。

ブ・クアン・トゥアン(Vu Quang Thuan)氏とグエン・バン・ディーム(Nguyen Van Diem)氏の弁護士レ・ルアン(Le Luan)氏は、二人が17の政府に対する批判動画をインターネット上に投稿したとして水曜日に有罪判決を受けたとAFP通信に話した。

これは、2017年3月に逮捕時に対する判決であるが、二人は過去にも反政府活動の罪で投獄された事があり、当時、トゥアン氏(51歳)は、8年の刑を言い渡され、ディーム氏(34歳)は6年半の刑を言い渡されたことがある。

今回は、法学部卒業のトラン・ホアン・プク(Tran Hoang Phuc)氏(23歳)も、二人の画投稿を手伝ったとして6年の刑を言い渡された。

人権団体のヒューマンライツウォッチ(Human Rights Watch)によると、プク氏は2016年に当時のオバマ大統領のベトナム訪問時に、同大統領との面会に招待されていたが、面会の実現前にセキュリティによって阻止された。
後に釈放されたが、2017年6月から拘留されていた。

ベトナムでは全ての独立系メディアは禁止されており、近年における逮捕や有罪判決の増加が見られるのにも関わらず、インターネット上に不満の声を投稿する活動家たちが増えている。

ヒューマンライツウォッチによると、昨年は最低でも24人の活動家が有罪判決を受けており、さらに28人が逮捕されている。彼らは既に投獄されている数多くの反体制派の数に加わる事になる。

(海外ニュース翻訳情報局 Karina)

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