【米国】Twitter:広告主トップ100社中50社がイーロン・マスクのCEO就任後喪失

By Mariko Kabashima

イーロン・マスクの就任以来、Twitterは上位100社のうち50社の広告主を失ったと報告されているという記事です。
親トランプのマイピロー社の広告がTwitterを埋め尽くす日もくるのでしょうか。
こちらの記事はNPRからご紹介します。


これについてNPRが報じていましたのでご紹介します。


《引用記事 NPR

イーロン・マスクの就任以来、Twitterは上位100社のうち50社の広告主を失ったと報告されている。

Twitterの上位100社の広告主のうち半数が、もはや同サイトに広告を出していないようだ。Media Matters for Americaのレポートによると、この50社の広告主は2020年以降、Twitter広告に約20億ドルを費やし、2022年だけで7億5千万ドル以上を費やしたという。。

火曜日に発表されたこの報告書によると、さらに7社の広告主が広告をほぼゼロに減らした。これらの企業は2020年以降、ツイッターに2億5500万ドル(約354億8千万円)以上を支払っている。

シボレー、チポトレ・メキシカン・グリル社、フォード、ジープ、キンドリル、メルク・アンド・カンパニー、ノバルティスAGはいずれもツイッター広告の停止について声明を出したか、報告・確認されている。その他の企業は、「直接的な働きかけ、論争、メディアバイヤーからの警告を受け、相当期間このプラットフォームでの広告を中止した 」という。

報告書は、これらの広告収入の打撃があっても、TwitterのCEOイーロン・マスクは、「陰謀論の増幅、ドナルド・トランプ前大統領のアカウントなど禁止されたアカウントの一方的な復活、極右アカウントへの求愛と関与、過激派や詐欺師がブルーチェックを購入できるような場当たり的な検証スキームの制定など、ブランドの安全性を損なう行為の数々」を継続していると記している。

作家のスティーブン・キングのようなTwitterユーザーは、新しいブルーチェックマークシステム批判している。このマークはTwitterアカウントの身元確認に使われていたため、ツイートの発信元を確認することが容易だった。

イーライリリー・アンド・カンパニーは、購入した青いチェックマークをつけた製薬会社になりすましたアカウントが、「インスリンが無料になったことをお知らせします 」と投稿した翌日に、Twitterでの広告表示を停止した。

イーライリリー社はツイッターに削除を依頼したが、ツイッターのスタッフが最近の解雇や辞任で手薄になっていたため、このツイートは何時間も放置されたままだった。このツイートは何百ものリツイートと何千もの「いいね」を集め、イーライリリー社の株価はすぐに急落した。
Endpoints Newsは、企業の広告やデジタルマーケティングの動向に関するデータを収集するPathmaticsの引用し、12の製薬大手がすぐにTwitter広告の購入を中止したと報じた。
S・キングはTwitterで、「Twitterの広告主がマイピローになる日もそう遠くないかもしれない」 と口走った。この枕製造会社は、親トランプの陰謀論者マイク・リンデルが経営している。

Twitterは、NPRのコメント要請にすぐには応じなかった。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。


【編集後記】
この記事の中でも書いてありましたが、映画監督で作家のスティーブン・キングが、Twitterがトランプのカウントを批判していてツイートしてます。
トランプの熱心な支持者の「マイピロー社がもうすぐ広告を出す」という皮肉ツイートでに対し、マスク氏は、「ヘッドライン “スティーブン・キングのツイートで枕の売り上げが急上昇!」と応酬ツイート。
Twitterがトランプ支持者のためのSNSになるのでしょうかね。

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(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)

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