【米国】超党派の上院議員たちが中国対策の法案を発表

By Mariko Kabashima 2021/04/09

米国の外交委員会の委員長である民主党のメネンデス氏と共和党のリスク氏が、米国の懸念事項である中国の政治的、資金力についての対案を発表しました。

このことについてアクシオスが発信していましたのでご紹介します。


《引用記事 アクシオス 2021/04/08》

上院議員である メネンデス、リッシュ両氏、中国対策の超党派法案を発表

上院外交委員会の委員長のボブ・メネンデス上院議員 (民主党、ニュージャージー州選出) と有力議員のジム・リスク上院議員 (共和党、アイダホ州選出) は木曜日、中国の増大する政治・資金力に対抗する超党派提案のまとめを発表した。

アクシオスの中国担当記者Bethany Allen-Ebrahimian氏によると、この法案は、長年にわたる超党派的な懸念の高まりと、強権的な中国の台頭の集大成だという。この法案が可決されれば、民主主義の価値を権威主義的な侵略から守るために、両党が団結しているという強力なシグナルを中国政府に送ることになる。

発表された法案の詳細はつぎのとおり。


米国は…

・インド太平洋地域の国々への安全保障支援を強化し、コロナウイルスの大流行時に猶予を求めた国への債務救済を行う。。

・新疆ウイグル自治区での人権侵害に対する制裁措置を講じる。

・中国による米国の知的財産権の侵害に対抗するための連邦政府の取り組みを強化する。

・中国の弾道ミサイル、極超音速滑空ミサイル、巡航ミサイルの獲得を監視する。


彼らの言い分はこうだ。メネンデス氏は声明の中で次のように述べている。

「米国政府は、北京の意図と行動について明確な目と冷静さを持ち、それに応じて我々の政策と戦略を調整しなければなりません」

「中国が我々の国家と経済の安全保障にもたらす課題に真に立ち向かうことを可能にするインド太平洋戦略のために、米国の戦略的、経済的、外交的手段を総動員するという、前例のない超党派的な取り組みを発表できることを非常に誇りに思います」

次回、上院外交委員会はこの法案を検討し、4月14日に投票を行う予定であると、メネンデス氏は述べています。

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