【米中関係】イーロン・マスク:スパイ行為に使用されたら閉鎖する

Post by Mariko Kabashima 2021/03/21

先日、アラスカで行われた米中協議の後、安全保障上の懸念から中国の軍事施設や公務員、主要な中国企業の従業員によるテスラ社の車の使用を禁止しました。
このちらの記事は、先日イーロン・マスク氏がビデオリンクで参加した中国開発フォーラムでの発言についての記事をロシア・トゥデイから紹介します。


《引用元 ロシア・トゥデイ 2021/03/20》

テスラ社は中国での車両規制の報道を受け、どこの国でもスパイ行為に使われれば 「閉鎖する」 とイーロン・マスク氏は語った。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者 (CEO) は、同社には海外でのスパイ活動に利用されないようにする強い動機があると述べた。同氏の発言は、中国がテスラ社を規制しているとの報道の直後に行われた。

「もし民間企業がスパイ行為を行ったとしたら、その企業への悪影響は非常に大きい。」とマスク氏はビデオリンクで参加した中国開発フォーラムで述べた。

「例えば、テスラが車を使って中国、あるいはどこの国であってもその国をスパイしたら、われわれは閉鎖に追い込まれるでしょう」と述べ、「どんな情報でも極秘扱いにしなければならないという強い動機があります」と付け加えた。

テスラとスペースXの最高経営責任者 (CEO) は、情報筋の話として、中国当局が同社の電気自動車の軍事施設への立ち入りを禁止し、主要な国有企業の従業員による使用を制限したと報じられた直後にコメントした。報道によると、この動きは、Teslaが自動運転車に搭載された複数方向のカメラと超音波センサーによって機密データを収集しているのではないかという懸念からの措置とされている。

中国政府は禁止を確認していない。土曜日の時点で、同国の州当局は米国メディアからの問い合わせに応じていない。

このニュースは、木曜日にアラスカのアンカレッジで行われた米中協議で、米国のアントニー・ブリンケン国務長官とジェイク・サリバン国家安全保障顧問が、中国の外交官トップである楊潔篪氏と王毅国務委員との間で強い議論し、非常に紛糾したことを受けたものである。

米国と中国の関係は、トランプ前大統領の政権時代に大きく悪化した。

米国は、中国が米国経済を不当に利用しているとして、貿易戦争を開始した。ホワイトハウスはまた、中国通信大手のファーウェイやその他の中国の大手企業が米国人をスパイしていると非難した。

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