【米国】中国で「出産ツアー」計画の逃亡者が正式に有罪判決

こちらの記事は、米国で2019年2月に20人の出産ツアー業者が起訴されていましたが、10人以上の容疑者が正式に有罪判決を受けたという記事です。
そのうち、10人は中国に逃亡しているとのこと。

バブルの頃、日本でも米国での永住権を得るため、米国での出産をサポートする会社もありましたし、芸能人などもこぞって米国での出産をしていました。

今後、米国も出生地主義で市民権を与えるというシステムがより厳しくなる可能性があるのではないでしょうか。


引用記事  abcニュース 2020/07/01

カリフォルニア州サンタアナ:

中国人女性がカリフォルニアで出産して、子供を米国市民にするというビザ詐欺計画の有罪を認めた逃亡者が正式に判決を受けた。

米連邦検事局によると、現在中国にいるチャオ “エドウィン “チェンは、火曜日、連邦判事から3年以上の刑を言い渡された。

検察によると、陳被告 (35歳) は、裕福な中国人や政府関係者でさえも、子どもたちに米国の出世地主義の市民権を得るために米国へ渡る手助けをした会社を経営していた10人以上の容疑者の1人である。


起訴状によると、彼らは妊娠している顧客を収容するためにアーバインのアパート20戸を使用し、顧客は、1人当たり最高8万ドルを請求されたという。

検察によると、顧客はビザ申請時の嘘のつきかたや、税関検査で妊娠を隠す方法、中国での米国領事館の面接に合格する方法などについて指導を受けたという。

米国の弁護士によると、チェンの会社、You Win USAは、子供の小学校から高校までの無償教育、環境汚染の軽減、家族の移民が容易になること、「米国政府、公営企業、大企業への就職優先」など、中国ではなく米国で出産することによるメリットを宣伝していた。

チェンは、少なくとも60人の顧客にサービスを提供していることを認めた。また、グリーンカードを取得するために女性に25,000ドルを支払ったことも認めたという。

チェン被告は2016年、ビザや結婚詐欺、偽りの納税申告などの罪を認めたが、中国に逃亡した。

アーバインのDongyuan Li (42) は、移民詐欺の共謀を認め、昨年、連邦刑務所で10カ月の刑を言い渡された。夫のチャン・ヤン(44) はビザ詐欺で起訴されたが、中国にいるとみられている。

当局によると、他に少なくとも10人の被告が中国にいるとみられている。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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