【米国:オピニオン】ニューヨーク・タイムズのジャーナリズム倫理の茶番

米最高裁判所のブレット・カバノー判事に対するメディアの異常な叩き方について、オピニオン記事がMSNニュースから出ていましたので、ご紹介します。
注目ポイントは、MSNニュースはどちらかというと左派メディアなのですが、同じ左派メディアのニューーヨーク・タイムズを非難しているという点ではないでしょうか?


引用記事 MSN 2019/09/19> 左派メディア

編集部注:この記事の意見は、コンテンツパートナーによって公開された著者のものであり、必ずしもMSNやMicrosoftの見解を表すものではありません。

ューヨーク・タイムズのジャーナリズム倫理の茶番

先週末、米最高裁判所のブレット・カバノー判事に対する未確認の性的暴行容疑を発表したニューヨーク・タイムズ紙の最近の大失態は、報道倫理の伝聞と茶番を記念する物となった。

この記事は、ニューヨーク・タイムズ紙のスタッフであるロビン・ポグレビンとケイト・ケリーの二人の記者が書いた「 “The Education of Brett Kavanaug (ブレット・カバノーの教育)」の一部を脚色したもので、重要な情報が含まれるように修正されている。

その中で、著者らはエール大学の同級生の主張を報告し、カバノーは「酔っぱらい寮パーティー」「友人たちが彼のペニスを女子学生の手に押し込んだ。」と述べている。

このような偉業の実行計画はさておき、被害者とされる人物が本のためにインタビューを受けることを拒否し、友人によると、そのような出来事を覚えていないという、タイムズ紙のオリジナル記事での見落としは、さらに目を見張るものがあった。

そのような見落としは許されないことだ。

タイムズ紙は、この本の先行コピーを持っていたザ・フェデラリストのモーリー・ヘミングウェイによってフラグが立てられた後、これらの詳細を記事に追加した。同紙の記者たちは、詳細は抜粋の最初の草稿にあったと述べ、月曜日と火曜日にメディアを回り、見落としを説明し、本質的に編集者を非難した。編集者たちは、作品の締め切りで「急いでいた」として、この引用を削除したと述べた。

被害者とされる女性が著者たちのインタビューを拒否し、友人たちにはそのような出来事を覚えていないと言ったという事実は、まさにどうでもいい話だという定義に等しい。

ちなみに、ワシントン・ポストは昨年この告発を知ったが、目撃者とされる人物が特定されておらず、関与したとされる女性がコメントを拒否したため、記事の掲載を拒否した。

実際、この主張の著者たちの唯一の情報源は、ワシントンの弁護士マックス・スティアと話をした2人の匿名の役人であり、同氏は昨年、FBIと様々な上院議員に、彼が申し立てられている事件を目撃したと話したようだ。しかし、スティア氏はニューヨーク・タイムズ紙の記者と直接話すことを拒否した。

大統領選の民主党候補の中には、すぐにカバノーの弾劾を求める者もいた。エリザベス・ウォーレン上院議員(マサスーセッツ州)、カマラ・D・ハリス上院議員(カリフォルニア州)、ベト・オローク前下院議員(テキサス州)、インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブーテジェッジだ。

しかし、話を戻そう。(下品なことをいうのを)私の祖母に申し訳ないのだけど、タイムズの記者たちがペニスを手にしていることに非難を含めた可能性があるのは、それが、彼女が去年、別の酔っ払いパーティーでカバノーによる性的不品行を経験したと主張したデボラ・ラミレスとクリスティーン・ブラセイ・フォードの両方の非難の背景を加えたからだ。 

ラミレスは当初、このイベントについてあまり確信があるものではなかった。彼女は時間が経っていることを認め、また酔っぱらっていたことも認めたが、ニューヨーカーとタイムズの記者たちに、カバノーがやったという彼女の顔に当てられたペニスを払いのけたことを覚えていると話した。

もしこれらの話が本当なら、カバノーは若い頃に酔っ払いの不気味な、たぶん怪物であっただろう。しかし、我々がしなければならないことは、その時も飲酒していた被害者とされている人たちと、かつてクラスメートだった人たち―彼らも酔っぱらってだろうし―からのコメントで、その中にはラミレスの告発を裏付けるものもあれば、それに反論するものもある。タイムズの記者は、彼らがラミレスの話を確認したと言う7人の人々を見つけたと報告したが、彼らが記録したものの多くは、二次的、三次的な報告であり、耳にしたことであり、そして、そう、ラミレスの母親は、彼女が明らかに「エール大学で何かあった。」と言ったことである。

必ずしも正義に包まれているわけではない。

実際のところ、カバノーは、彼の名前が高等裁判所の審議で公表されて以来、メディアの包囲攻撃の標的となってきた。ラミレスの記事が最初に報じられたのは、フォードの議会証言の数日前だった。カバノーが彼女を手探りしたと主張した高校のパーティーに出席していたとしてフォードが指名した他の4人は誰もそのような集まりを覚えていなかった。そのうちの1人、親友であり、唯一の女性であるリーランド・カイザーは、パーティーのことを覚えていないだけでなく、カバノーに会ったことさえないと言っている。

明らかなのは、米国の特権層の若者たちが1980年初めに深刻な飲酒問題を抱えており、高校生や青年期の酔っ払いの記憶は信頼できないということだ。さらに厄介なのは、何人かの大統領候補者が最高裁判事を口先だけで弾劾しているように見えることだ。

(海外ニュース翻訳情報局)

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