【編集部コラム】編集長のひとりごと:発信者として迷うこと

こんにちは。

今年ももう半年が過ぎました。
ご存じのように、当サイトは、海外のニュースを発信するサイト「海外ニュース翻訳情報局」と実務家の人にインタビューする企画を発信している「BLINKS! TV」というYouTube動画の発信をしています。

BLINKS! TVでは、「次世代の人に伝える」というコンセプトで、知る人ぞ知るその道の実務家、普段あまり直接、話を聞くこと機会がない方々にインタビューし、その方々の善意のお陰で発信できています。

そこに金銭や利益が全く発生しない、本当の意味での善意です。とてもありがたいことに、この善意は当サイトへ応援の一つの形でもあります。

そういうわけで当番組では、色々な方の考え、実務をやった上での経験をお伺いしているわけですが、今、発信をどうしようかと悩んでいます。

というのも、せっかく貴重なインタビューをいただいても、全くその実務も経験もない人たちから、自分の意見を押し付け、自分の意見とは違うからと、強烈に非難してくる言論がSNS上を中心にあふれているからです。

特に中国、韓国に関してはそう。

ですが一度考えていただきたいのは、こういったことがどれだけ日本のプラスになって意味があるのかということです。

正論ぶって、感情をぶつけているだけではないですか?歴史ですか?だまされた? 誰かの意見を聞いているだけではないですか?その意見を言う人のエビデンスはどれほどのものですか?

それほどまでに、憎しみを持ち続けてどうするんですか?そうすることで、何かプラスの要素を生み出していますか?
ご自身にとって良いことだとしても、その憎しみを人に強制したり、同調させたりしないでください。

日本だって過去には海外から非難に値するネタがたくさんあります。今でこそ、海外に慣れてきている人が多いですが、ひと昔前は、全員とは言いませんが、結構恥ずかしい、ひどいことを日本人だってやってきました。

そして、私がいつも危惧するのは、日本国内に流れている嫌中、嫌韓というものが海外の認識とずれていて、今後の未来の子供たちにとって決してプラスになるものではないと感じていることです。

日本人がいくら中国、韓国を馬鹿にし、批判やヘイトをしたとしても、海外の国々で地に足を付け生活している人が日本人よりも圧倒的に多いのですよ。

これは、海外の国で、 その多さゆえ、 その国での彼らに対し、親しみを持たれる機会と文化の違いを話す機会に溢れていますから、彼らの方が理解してもらえる機会も多いということなんです。
日本国内だけの尺度で正論を吐いたところで数で負けており、日本独特の考え方を伝える機会が少ないことはどうしようもありません。。

当サイトとしては、国を強くし、希望のある国にすることを考えるならば、日本は質の高いどこからも尊敬できる国に成長していくべきではないかと考えています。

そうするためには、多面方向から物事を見て、考える思考が大切だと思っています。

国内だけの自分たちの尺度だけで物をみるのではなく、偏見や差別ではなく、冷静な目で海外を見るべきではないでしょうか。

皆さんが感じる嫌中、嫌韓というのはどこから来たものですか?
主流メディアからのものですか? ブログですか? SNSからですか? 研究者? 評論家?
どうしてそれほどまでに上から目線でいつも他国を語るのですか?

物事は時間とともに変化しています。今も変化しています。

過去を拠点として今を論じることは、現在を拠点として未来を考えることよりも聞く価値があると思いますか?

私は、未来の子供たちにみじめな思いはさせたくない。
ただでさえ少子化で、わが国では人口が少ない若者を、戦場に行かせ、命を失わせるような機会を与えるようなことはしたくありません。それこそ、その時日本はどうなるか考えたことがありますか?

そのために、現在を踏まえて、実務をした人に率直な意見をお伺いし、その知恵や考える材料を発信し、考える人を増やしたいと思っています。そして、想定しておくべき日本の危機については、あらゆる頭脳でのりきるべきだと考えています。

当サイトの活動は、そのための小さな助けになればと思っているだけです。

しかし、あまりに当サイトが発信することに対し、無意味な非難、特に善意の人への非難をするような事が多くあるとすれば、この国で発信しても無意味なのかもしれないとも考えています。

そして、発信することへの絶望と、わが日本国民へのあきらめも同時に感じることと思います

その時は、当サイトをクローズするべきときだと考えています。

近日中に発信する動画について、あまりに批判がでるようでしたらそう致します。その覚悟です。
それだけ、当サイトは真剣に考えています。

そして、今一度、皆さんにそのことをお伝えしたいと思います。

近日中に発信するBLINKS!TVの新しいインタビューについては、批判するものとするのではなく、考える材料にしていただければと切に願います。


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