【米国:左右中道記事比較】シャナハン氏、国防長官への指名を辞退

元国防長官代行のパトリック・シャナハン氏が国防省から外され、火曜日に陸軍長官のマイク・エスパー氏と交代しました。
トランプ大統領は、元ボーイング幹部のシャナハン氏を正式に 国防長官に指名しましたが、2010年に起きた家庭内暴力に関するFBIの捜査で、指名と承認が遅くなったと推測されています。

シャナハン氏と同氏の前妻はお互いを暴行罪で訴えており、前妻は一時逮捕されました。これらの容疑は取り下げられましたが、離婚へと発展。
トランプ大統領は今朝のツイートで、シャナハン氏は家族と過ごす時間を増やすために指名手続きを続行しないことを決めたと述べました。
尚、国防長官のポストはジェームズ・マティス氏が昨年12月に辞任して以降、空席となっています。

今回は、この件について、右側のメディア、左側のメディア、中道と記事を3種類ざっとご紹介します。

右からの記事

<引用記事 ワシントンタイムスから抜粋 2019/06/18

パトリック・シャナハン国防長官代行は火曜日、次期国防省長官候補者から名前を引き上げた。

確認手続きが家族にとって極めて困難であると指摘した。

シャナハン氏は声明の中で、このプロセスを続けることは子どもたちに壊滅的な打撃を与え、10年近く前のトラウマ的な個人的体験を再体験させることになるだろうと述べた。報道によると、FBIはシャナハン氏とその当時の妻、息子が関与した家庭内暴力事件を捜査しており、連邦捜査が長引いており、信任審議の手続きが滞っていたという。

「私が信任審議をうけ続けることで、私の3人の子どもたちは、私たちの家族の人生のトラウマ的な一章を再体験し、私たちが何年もかけて治癒してきた傷を再び開くことを余儀なくされるだろう。」
「結局、彼らの安全と幸福が私の最優先事項だ。私は国防長官になる機会を歓迎しますが、良い父親であることを犠牲にしてではありません。」 (シャナハン氏)

以下略


左からの記事

引用記事 ハフポストから抜粋 2019/06/18

パトリック・シャナハン国防長官代行が、このポストを常任とするための検討を取り下げた。

米国防総省のパトリック・シャナハン国防長官代行が、このポストを常任することを検討していないと、ドナルド・トランプ大統領が火曜日にツイートで発表した。

大統領は、シャナハン大統領は「家族のためにもっと時間を割いてほしい」と述べた。

シャナハン氏は火曜日の声明でこのニュースを認めた。トランプ氏は、新しい国防長官代理としてマーク・エスパー陸軍長官を指名すると述べた。

シャナハン氏は昨年12月、トランプ氏のシリアからの米軍撤退に抗議して、ジム・マティス元国防長官が辞任して以来、国防省の局長代理を務めている。

以下略


中道からの記事

<引用記事  AP通信 から抜粋 2019/06/18

ドナルド・トランプ大統領は火曜日、パトリック・シャナハン国防長官代行が国防総省長官の指名を辞退すると発表した。

突然の発表は大統領のツイートで行われ、シャナハン氏は「素晴らしい仕事」したが、「家族のためにもっと時間を割いてほしい」として退くと述べた。

大統領は、陸軍長官のマーク・エスパーが新しい国防長官代行になると付け加えた。

「私はマークを知っていますし、彼が素晴らしい仕事をすることは間違いありません!」とトランプ氏はツイートした。

以下省略


(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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