【母の日:ライフ】2019年世界の母の日は?:駐日米国大使からのメッセージ(動画あり)他


Post by Mariko Kabashima 2019/05/12 6:23

きょう12日は、母の日はですね。
母の日は、世界で同一日でないことはご存知ですか?
またその由来も国によって様々です。

日本に母の日が、初めて行われたのは1913年でした。
青山学院でアンナ・ジャービスから青山学院にメッセージが届き、当時の青山学院にいた女性宣教師たちの働きかけで始まりました。

それから、1931年に当時の皇后(香淳皇后)の誕生日3月6日を「母の日」とされましたが、あまり普及せず、1937年に森永製菓が、母の日を「森永母の日大会」と称し大々的に広めたことから、全国的に認知されるようになりました。その後、戦後の1949年ごろから米国に倣って5月の第2日曜日に行われるようになりました。


英国では今年は3月31日が母の日でした。

The Sunによると、初めの頃の英国での母の日は、母親とは関係がなく、キリスト教徒が母教会を訪れる日でした。母教会というのは、クリスチャンが「自分が生まれ育った教会」もしくは「自分がキリスト教を知り洗礼を受けた教会」の事です。

昔は、召使いたちが自分の生まれ故郷に帰省し、家族と一緒に礼拝にあずかるため休暇が与えられていました。つまり母なる教会を訪れる日という意味の「母の日」でした。

帰省の途中で、召使いたちは野生の花を摘んで教会に飾ったり、母親にプレゼントしたりしました。


米国では、母の日のイベントは宗教とは関係なく、完全に母親のための日となった!

なぜ、母の日は世界中で同じ日ではないのでしょうか?

英国の母の日は、イースターと関係があります。イギリスの母の日は、四旬節の第四日曜日に当たります。イースターが、教会歴によって決定されるため(春分の日の後の最初の満月の次の日曜日)、英国の母の日もその年によって違ってきます。

アメリカでは、母の日が1914年に制定されました。これは南北戦争中に生まれた母のグループによるキャンペーンによるものでした。

この運動のリーダーであるアンナ・ジャービスは、5月に亡くなった自分の母親を追悼するために、5月に日を決めるよう希望しました。

ウィルソン大統領が、母の日の日付を正式に決めましたが、アンナは母の日の前後の商業的に利用されることに不満を感じていました。

彼女は本来の意味の愛と家族への感情が、商業的な利益のために犠牲にされたと考えていました。


「感傷的に不誠実な印刷されたカード、あるいは既製の電報は、世界中の誰よりもあなたのために働いてくれた女性に、手紙を書くのが面倒くさいということ以外、何の意味もありません」

H/T MF

彼女の運動から、多くの国々がアメリカと同じ、5月の第二日曜日を「母の日」と設定しました。


2019年の母の日を5月12日に祝う国  

アンギラ、アルバ、オーストラリア、オーストリア、バハマ
バングラデシュ、バルバドス、ベルギー、ベリーズ、バミューダ
ボネール、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア
クロアチア、キューバ、キュラソー、チェコ共和国、エクアドル
エストニア、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、グレナダ
ホンジュラス、香港、アイスランド、インド、イタリア、ジャマイカ
日本、ラトビア、マレーシア、マルタ、ニュージーランド、ペルー
フィリピン、プエルトリコ、シンガポール、スロバキア、南アフリカ
スリナム、スイス、台湾、オランダ、トリニダードトバゴ
トルコ、アメリカ、ウルグアイ、ベネズエラ、ジンバ

 (The Sunより)

世界中のお母さんに感謝をこめて!

駐日アメリカ大使館ののウィリアム・F・ハガティ大使からのすべてのお母さんに贈る「母の日」メッセージをご紹介します。


『教師に感謝する週間』と『#母の日』を祝い、生涯にわたる教育者としての仕事と家庭の両立を行ったハガティ大使の母の話を紹介。

こちらの動画も涙がとまりません。ぜひご覧ください。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。